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着物から生まれた新たなリメイク

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あなたの着物を服にする時「既製サイズで一発仕上げ」は危険だと思う

【ドレスの仮縫い状態】 信じられないでしょうが生地はまったく切っていませんので、解けば反物に戻ります

ドレスの完成品

【コートの仮縫い状態】 これも生地は切っていません

コートの完成品

2019/08/01

いきなりですが…
あなたは大切な着物を洋服にリメイクしようと考えた時
価格が「安ければ良い」と考える人ですか?

何事も「安くて良い品」が一番ですよね!

ところが残念ながら世の中にそんな物はほとんどありません。
多くの場合、「価格は品質に比例する」のが現実です。


着物から洋服にリメイクする時に
○既製のサイズ(9号・11号・M・L等)で、仮縫い無しの一発で仕上げる。

または
○現物見本を送り、形もサイズもその通りに一発で仕上げる。

これらの方法は一見して安くて合理的で良いと考えがちです。
でも実は「着物リメイクならではの落とし穴」が潜んでいるんです。


【仮縫い】という工程を省くことで「安く早く」仕上げるこの方法には、下記の2つの落とし穴があります。

① 着物生地特有の「伸縮性が無い」ことによる着心地の違和感
② 一発で仕上げる為、柄合わせを事前に確認できない


大切な着物を切って作る着物リメイク服なのに、これを失敗すれば致命的ですよね?
“安物買いの銭失い”にならない様にしてください。


● ①の「着心地の違和感」ですが…

着物の生地というのは伸縮性が全くと言っていい程ありません。
それに比べて市販の洋服の生地は、多少なりとも伸縮性があるもの。

この生地の違いで、「普段の既製サイズは○号なのに、同じサイズにリメイクしても少し窮屈に感じる」という結果になります。

その為、着物リメイクでは通常「気持ちゆったりめ」に仕立てるのが基本です。
しかし「気持ちゆったりめ」とは言っても、それは感覚的なものですから着る人によって感じ方が違うはずですよね。

それを作り手がまさしく「忖度」して一発で仕上げるわけです。

仮縫いフィッティングをしないのですから、着心地の違和感が出る可能性が高いのは当然です。


● ②の「事前に柄合わせ確認ができない」ですが…

一発で仕上げるのですから、当然「おまかせ」になります。

着物ですから生地の幅は反物幅30㎝前後しかなく、服を作ろうと思えば何カ所も柄合わせをする必要があります。

模様が多少でもズレると変ですし、絵柄だと配置も気になりますよね?
特に絵柄などは着物リメイク服の見せ所なのに「おまかせ」では怖くないですか?

これも仮縫い(本生地で)すれば何の問題もありませんよね。
しっかり事前の確認が出来ます。


確かに、仕上がり後の「着心地の良いサイズ」や「絵柄の配置」について
あなたが注文前に想像することは難しいでしょう。

だからと言って業者に「おまかせ」して一発で仕上げるのは、私はお薦めしません。
(当店では一発仕上げはしていませんが、”安い”という理由だけで業者を選ぶ人はいるはずです。というか多いかも…)

なぜお薦めしない、かというと…

着物リメイクは失敗しても「代わりの生地が無い」からです。

各業者にしてみれば商売なので「まずは仕事を受注しないと話にならない」ので、フルオーダーコース・一発仕上げコース等、ご予算に合わせてサービス内容を選べるようにしているところは多いです。

これはこれで、お客様の利便性の向上につながるので良いとは思いますが…

ただ、あなたにとって着物は「特別な品物」であるはず
私達としても、失敗は許されませんし
お客様にも、後悔はしてほしくありません

着物リメイクで洋服を作るのであれば
必ず【仮縫いフィッティング】をするコース、または業者を選んでくださいね!



PS.

仮縫いは別の生地でするお店がほとんどですが

当店では本生地(あなたの着物生地)でします
しかも「切らずに」です
切ってしまうと大きな変更が出来なくなるので

別の生地では、着た感覚が本生地とは違うこと
別の生地では、柄合わせの確認が出来ないこと

※フィッティングと柄合わせ確認を同時に出来る
これが本生地で仮縫いをする理由です

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