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クッションカバーで説明する「着物リメイク専門店」と「着物リメイクお直し店」の違い。

フロントスタイル、正確な柄合わせ

バックスタイル、正確な柄合わせ

ファスナーの付け方の工夫

周囲のヒラヒラと、生地の継ぎ方の工夫

普通の既製の形のクッションカバー

2014/10/01

今では、着物リメイク店と言われるショップは、たくさんあります。

➀個人の自宅ショップ。
②洋服お直し店、兼、着物リメイク店。
③リサイクル着物店、兼、着物リメイク店。
④和雑貨店、兼、着物リメイク店。
⑤着物リメイク専門店。

ざっと、こんなところでしょうか。

私が問題提起したいのは、上の①~⑤の中でも、
本当に「着物リメイク店」と言えるお店と、
ただの「お直し店」レベルのお店の、
二通りに分かれますよ、という現実です。

もっと具体的に申しますと、

「着物を解いて、他の品物に(既製の形)作り変える」
これは”着物リメイク”ではなく、
「着物を他の品物にお直しする」
という実に簡単な”作業”であり、洋服のお直しと何ら変わりはありません。

“着物リメイク”というのは、
「着物を解いて、他の品物に(付加価値を加えた上で)作り変える」
という仕事だと思います。

大きな違いは「創意工夫」があるのか、ないのか、です。

写真(クッションカバー)で、例をあげて説明しますと、

まず、一番下の写真ですが、「創意工夫」など微塵もありません。
ただ二種類の生地を継いだだけのクッションカバーです。
これ、着物リメイクと言えるでしょうか?
ハッキリ言って、これは単なるお直しレベルですよ。

グリーンのほうは、何カ所か「創意工夫」が見られます。
専門的になりますので、各説明は割愛しますが、
 周囲のヒラヒラ。
 生地の継ぎ方。
 ファスナーの付け方。
など、「一枚の生地、しかも反物幅30センチで如何に45センチ角のクッションカバーを綺麗に見せるか」
というテーマをしっかりと考えて制作している「跡」が見られると思います。

さて今回の、このブログの内容は、
着物リメイクは当店にお任せください、とか
他店の批判、とか
を主たる目的としているものではありません。

私自身がこの業界について感じたことであり、私が考える、着物リメイク業界が発展するための問題提起を綴ったまでです。

当店や、また一部の他のお店でも、本当に鋭意努力してリメイクに取り組んでおられます。
その姿勢が大切ですし、また、お客様はその辺をよく見ておられると思います。
数あるリメイク店も、これからは淘汰される時代に入ったと感じています。

(一部、洋服お直し店を揶揄する表現がありますが、洋服お直し店の技術を批判するものではありません。)

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