着物リメイクブログ > いにしえリメイク日記
2018/06/01
「母が残した着物の生地を余す事なく使ってリメイクして欲しい」
という依頼でした。
めずらしい依頼のされ方ですが、私達の元には月に数件このようなご相談があります。
まさに、"着物リメイクの本質を表した"ご注文例だと感じます。
想い出の着物をリメイクする行為とは…
リメイクにかかるお金の問題ではない
その着物の生地をムダにしたくない
その着物にかかわった人の想いを大切にしたい
というよう...
2018/01/04
振袖と言えば…
一生に一度きり成人式に着たきりであとは何十年も箪笥の中、
という人がほとんどではないでしょうか。
袖を短く仕立て直して着る、という人もほとんどいません。
晴れ姿として成人式に着たあとは大切に箪笥の中にしまっておく、
というのも今の日本の一つの文化かも知れませんね。
合理性を考える人は、リメイクする事に考えが及ぶのでしょうか。
今回は振袖とその帯を使って、出来るだけ生地を余さないよう...
2017/12/22
古い肌着やタオルは雑巾やウエスとして再利用するのに、
いらなくなった着物はなぜ捨てられるのでしょう。
① 着物を処分したい、あるいは処分した
② 着物をどうにかしたいが捨てられない
この仕事をしていると、このような声は数多く聞きます。
どちらも着物を整理あるいは断捨離したいと考えているのでしょう。
しかし①の人と②の人では考え方が正反対ですよね。
①の人は、
着物を処分して家の中を整理しようと考...
2017/09/22
ここ数年の言葉に「断捨離」というのがありますよね。
300万部突破の断捨離®の著者、山下英子さんの公式サイトによると
断捨離というと新しい片づけ術かと思うかもしれませんが、そうではありません。断捨離とは、モノへの執着を捨てることが最大のコンセプトです。モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリする。これが断捨離の目的です。
必要もないもの、使わないものを手放すことで、本...
2017/03/17
これが何かわかりますか…もちろん着物ですが、寂しい着物達なんです
この写真は、ある方より当店に「ご寄付」いただいた着物と帯です。
実は、珍しい事ではありません。
月に数人の方が、
「この着物を何かに利用してください」
と当店に持ち込まれます。(ただ、再利用出来る状態のものしかお引き受けは出来ないのですが)
理由は、その方その方でさまざまですが…
共通している点が3つあります。
それは…
①もう着ない。
②娘がいない。
③リサイクル店に行ったが...
2017/02/11
毒にも薬にもならない言葉や文章には、価値も魅力もないと思う件
最近、他のブログやSNSを見ていて必ず感じる事があるんですよ。
「何が言いたいの?」
「綺麗ごとやろ」
「自画自賛?読みたくないわ~」
FacebookのようなSNSでは"交流"という使い方があるのでまだ良いのですが、問題はブログ。
毎日々々延々と、日記的な"短い文章"で、
「作りました~」「食べました~」「買いました~」「行きました~」
しかも、見解や感想は、
「難しかった」「美味...
2017/01/10
以下はその全文です。
…………………………
大切な着物に新たな命を
KYOKOさんは、着物や帯をお客様のご要望に合わせて洋服やバッグ、小物などにリメイクしています。
「着物を捨てたくない、かと言ってもらってくれる人もいないと嘆いている方、形見分けで頂いたものの扱いに困ってタンスの肥しになっているという声も多く聞きます。
そのような声を聞いて、着物を、お客様が満足できる何か別の形にして残したいという想いでリ...
2016/12/25
私は55才です…
私の年代に限らず昭和生まれの人であれば、ご自分の着物をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
最近では、お嫁入り道具の一つとして着物を準備する家庭は少なくなってきているように感じますが…。
現在40才以上の人であればほとんどの方が振袖以外の着物をお持ちだと思います。
それ、
お正月の初詣に一度でいいから着てみましょうよ!
というのが本日のテーマです。
なぜ、こ...
2016/12/02
当店を訪れるお客様、電話やメールでのお問い合せでよく耳にするフレーズがあります。
着物の買取り価格を聞いたら…
「二束三文でした」 (>___
2016/11/18
結論から申しますと…
「売る」のはアリでしょうが、
「売りつける」のはナシだと思います。
何故、こんな内容の記事を書こうと思ったか、と言えば、
この仕事をしていると、体感的に約7~8割のお客様が、
「着物の処分に困っている」
「着物を捨てたくない、かと言ってもらってくれる人もいない」
このような人がとても多いです。
要は日本中のほとんどの着物は「箪笥の肥し」状態なわけです。
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