初詣は「両親が買ってくれた着物」を着るいい機会ですよ!
2016/12/25
私は55才です…
私の年代に限らず昭和生まれの人であれば、ご自分の着物をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
最近では、お嫁入り道具の一つとして着物を準備する家庭は少なくなってきているように感じますが…。
現在40才以上の人であればほとんどの方が振袖以外の着物をお持ちだと思います。
それ、
お正月の初詣に一度でいいから着てみましょうよ!
というのが本日のテーマです。
なぜ、このような内容の記事を書くかというと…
この仕事(着物のリメイク)をしていると、
「自分の着物に一度も袖を通したことが無い」
という人が、かなり多いからです。
感覚ではありますが、たぶん少なくとも着物をお持ちの人の"三人に一人"はそうなのではないでしょうか。
本当にビックリです。
洋服を買って一度も袖を通さない(着ない)、という事があるでしょうか?
この際、ハッキリと書きますが、
そんな人(着物を一度も着ていない人)は、自分に自問自答してみてください。
●私は「親不孝」をしているのでは?…と
ハイ、その通りです。
嫁入り道具の一つとして着物を揃えるのは、まさに「親心」です。
両親も、「頻繁に着てほしい」とは思っていませんよ。
何かの時や、節目の日に、
「何度かは着る機会があるだろう」
「そんな時に無いと不敏だ」
と思って揃えてくれるのです。
たしかに今では、着物を着る機会などほとんど無いでしょう。
でも、買ってくれた両親の気持ちを考えれば、
一度や二度は、意識して着る機会を作っても良いのではないでしょうか。
着物を着たついでに写真をとって、ご両親に見せてあげるだけでも親孝行の一つですし、喜ばれるはずです。
お正月の初詣などは良い機会だと思いますよ。
私も普段着物は着ないので、あまり大きな声では言えませんが…
それでも過去に何度かは初詣に着ました。
毎年、とは申しません。
せめて一度だけでいいから、袖を通してあげてください。
着物リメイク工房いにしえ、からのお願いでした(^_^;)
PS.
本年は多大なご愛顧を賜り、ありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えください。