ど迫力!黒留袖の額絵/なんと、畳サイズの170×80cmです。
2014/10/12
新築の玄関広間の真正面に、この額絵ですよ。
なんと、素晴らしいじゃないですか。
こうして、留袖の裾部分を利用して額絵にしてみると、あらためて「着物の絵柄の素晴らしさ」に関心いたします。
さて、額絵にリメイクする場合、当店では、いったん解いて柄合わせをし直します。
着物そのままでは、柄が微妙にズレている場合がほとんどです。
着物には「キセ」があるため、多少の柄のズレは着ていて気にはなりません。
しかし、このように「完全に平面」にしないといけない額絵では、柄も「完全に一致」していないと目立ってしまいます。
次に、裏打ち作業です。
これは、その着物の状態によって、ケースバイケースの裏打ち対策をします。
裏打ちとは、その絵の耐久性を高めるための作業です。
着物を、額に入れて飾る。
一見、簡単に出来そうですが、そう思われる方は是非ご自分で挑戦してみてください。
「たるみ」「しわ」「ガラスとの隙間」…
一発ですべて完璧に出来る方がおられたなら、あなたは天才です。
こういう「一見簡単なもの」ほど、難しいのです。
解かりやすく言えば、
私に言わせれば「ランチョンマット」は難しいです。
なぜなら「縫製技術のアラ」が目立つ商品だからです。
制作が簡単に見える商品こそ、技術の基礎部分ですので真剣に取り組まないといけません。