死装束(白装束)のいわれとエンディングドレス(フューネラルドレス)
2014/11/11
死装束とは、故人に着せる服のことですが、仏式では経帷子(白装束)とされています。
仏教では経帷子(白装束)を着せて、手甲、脚絆、足袋、頭陀袋を身に付けます。
経帷子(白装束)は左前にします(女性は着物と逆)。
経帷子とは本来、巡礼のときにきる衣装で、仏教では、亡くなった人は浄土に向けて巡礼し、最終的には御釈迦様の弟子になるために経帷子(白装束)を身に付けて旅立つようです。
上記が一般的な死装束(白装束)のいわれです。
ただ、真言宗・浄土真宗・日蓮宗・キリスト教・神道など、それぞれの宗派によって考え方も形式もさまざまです。
最近の世代では、複雑多岐な宗派の形式にとらわれずに、故人の希望するスタイルで逝かせてあげよう、という考え方が増えてきています。
しかし、そうは言っても、そう簡単に古来よりの風習・形式を変えるのも勇気のいる選択ではありますよね。
ですので、エンディングドレス(フューネラルドレス)も、元来の形式も考慮して作っております。
まず、手甲、足袋、頭陀袋は、ドレスに似合った形で作っています。
お年寄りで、お髪が気になる方の為に帽子も作っています。
ドレス本体は、着せやすいよう後開きにしており、ひもで止める方法で作っています。
また、胸元と首筋の痩せを隠す意味で、胸元にはフリフリのボリュームを付け、首筋はロールネックにしています。
このように、元来の形式を考慮しつつ、故人あるいはご家族のご希望を叶えられる形のエンディングドレス(フューネラルドレス)にしています。
エンディングドレス(フューネラルドレス)をお考えのお客様は、ぜひ当店にご用命いただけますようお待ち申し上げております。