エンディングドレス~形見分け…着物の活きた活用法
2015/07/31
着物好きな方、踊り・お茶等を習われている方、以外の大半の方にとっては、今ではほとんど着る機会のない着物。
そんな、生前に活用できなかった着物を、死後に活用するというのは皮肉な話です。
しかし、だからこそ積極的に考える必要があるのではないでしょうか。
以下の問いかけの答えを思い浮かべてみてください。
●お持ちの着物は、誰に買っていただいたのですか?
●お持ちの着物に、いくらお金を使ったのでしょうか?
●お持ちの着物は、どう使うつもりで買ったのですか?
いかがでしょうか。
心が痛みませんか?
答えは…
「もったいない」の一言ではありませんか?
おそらく大半の方の答えは一致していると思います。
あえて、解かりやすくリアルに書きますと…
「両親が高いお金を払って揃えてくれた着物一式を、
ほとんど着ること無く、旅立つ(逝く)」
ということになると思います。
いかがでしょうか。
時代は変化していますので、着物離れは仕方ないにしても…
「着物を活かす事」
私達、着物を着なくなった世代の「責任」ではないでしょうか。
当店、着物リメイク工房いにしえは、この、いろんな「責任の果たし方」をご提案し続けます。
生前、着る機会がなかった想い出の着物を、
「エンディングドレス・フューネラルドレス」や「形見分け」という方法で活かすのも、良いお考えだと私は思います。