黒物…着物リメイクでは何にでも変えられ重宝する着物です。
2016/08/29
黒い着物で、着物リメイク。
実はこのパターンは非常に多いです。
つまり、「喪服(黒紋付)」「黒留袖」「黒絵羽織」などです。
これらの着物は、ある一定の年齢を超えると着る機会がなくなりますので、何かに変えて利用する事をお考えになるようです。
そして、着物リメイクされる方の年齢層が比較的高いのも、黒物のリメイクが多いことに起因していると思います。
「黒」の使い方はデザインやアート、芸術全般の基本です。
着物リメイクにおいても「黒い生地の扱い方」は非常に重要なポイントです。
当店いにしえの「黒生地の扱い」…抽象的な説明になりますが、
●単調にならない様にする。
●黒ゆえのきつさを抑える。
ということを念頭にデザインします。
たとえば写真のように、
ワンピースやチュニックであれば、可愛らしさも取り入れる。
バッグなら、曲線をアピールする。
のようなデザイン要素を取り入れています。
いずれにしても、「黒の扱い」については、着物リメイクの良し悪しを左右する要素の一つではあります。
黒系の着物リメイク注文が多いのは、先に説明したように「必然」です。
当店では、前述しました通り、多くの方々が黒物のリメイクをされています。
飽きがこずに末永く愛用できる点も、黒物リメイクの特徴・利点になっていると思います。
例えば…
黒紋付リメイクの洋服やバッグなら、急なお通夜などにもそのまま持って行けます。
もちろん普段にもお使いいただけるでしょう。
何かと重宝するのが黒物リメイクなのです。
着物をリメイクする理由を考えてみてください。
「もう着る機会がない」からリメイクするのではないでしょうか?
リメイクしても着る、あるいは使う機会が少ないなら本末転倒です。
頻繁に着る・使うものにリメイクしましょう。
さらに…洋服にされるなら、
ほとんどの場合、それは「シルクの洋服」になるのです。
着心地もよく長く着用できます。
リメイク費用を考えても、すごくお得だと思います。