当店の着物リメイクトートバッグの細部をご紹介します。
2014/11/27
余談になりますが、昨日の電話でのお問い合わせの中に「エルメスのケリーバッグと同じデザインで帯を使用して作ってほしい」という相談がありました。
答えは勿論「NO」です。
作ることは可能ですが、それは「著作権の侵害」に当たりますので当店ではお受け出来ません。
どこかを少し変えて作れば著作権侵害には当たらないかも知れませが、その場合でもお断りしています。
仮に、似せて作って差し上げたとして…
「このケリーバッグ、帯で作ったのよ、良いでしょ~」
「うわぁ素敵!どこで作ってもらったの?」
的な会話がなされる事は目に見えています。
そうなりますと作らない訳にはいかなくなりますので、当店では有名ブランド品に故意に似せて作ることはしておりませんのでご了承ください。
さて本日は、人気の高い当店オリジナルのトートバッグの細部をご説明します。
まず、一番上の写真ですが、この写真はバッグに何も入れずにそのまま床に置いて撮影しています。
※自立するほどしっかりしているが触ってみると柔らかい、という特徴があります。
二番目の写真は、特徴的な大型の外ポケットです。バッグのフロント側全体がポケットになっています。
三番目の写真は、バッグの内寸はA4ファイルが横方向に入る大きさ、ということを表した写真です。
市販のトートバッグのほとんどはA4サイズが入ります。
何故かと言うと便利だからです。
通常、着物リメイクでは反物幅そのままで作ると、このサイズのバッグは出来ません。(反物を横向きに作ると可能ですが柄が横向きになります)
あとは、それぞれバッグの中ポケットとバックスタイルの写真です。
一つの商品を作るには
「使い勝手」「クオリティー」「デザイン」「風合い」…
いろんな要素を詰め込まなければなりません。
よく、着物生地に接着芯を貼っただけのへなへなバッグを見かけますが、着物リメイク商品に限っては「安かろう悪かろう」ではいけないと私は思います。
私達は「日本の文化である着物にハサミを入れている」ということを強く自覚して仕事をするべきだと思います。