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刺繍のある羽織をスクエアネックのハーフチュニックに

胸元には家紋

2014/12/27

本日の納品は、ショートチュニックと人気を二分するハーフタイプのスクエアネックチュニックです。

ショートチュニックに比べると少しご年配の方の注文が多いように感じます。

ネックラインおそび袖丈・着丈はお客様のお好みに合わせてご注文いただけます。

このようなリメイクの場合、「柄の配置」・「裏地の要不要」・「家紋の位置」の決定が出来の良し悪しを左右します。

羽織は、背中側に絵柄が入っています。
しかし、チュニックにする場合は、前側に絵柄をもってこないとおかしい為、羽織とは前後逆の生地取りになります。
したがって家紋も胸元になる、というわけです。

裏地に関しては、今回の羽織は刺繍があるため、生地裏に刺繍糸があり裏地を付けざるを得ない状況でした。

このように着物リメイクとは、
「元の着物の状態によりいろんな制約のある中でベストの状態を生み出す作業」
と言っても過言ではありません。

その作業に長けている、ということが着物リメイクでは一番大切なスキルだと思います。

もちろん、その後の縫製の技術も出来の良し悪しを左右することは言うまでもありません。

●構成力
●縫製力

この二つが共に高いレベルであれば、素晴らしい着物リメイク品に仕上がるというわけです。

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