今年最初のブログは「エンディングドレス」について、です。
2015/01/02
今ではほとんど着る機会のない着物。
習い事をされている方や一部の着物好きな方以外は、ほとんど、いや、まったく着物を着ないのではないでしょうか?
エンディングドレス(フューネラルドレス)とは、そんな生前に活用できなかった着物をドレスに変えて、最期の旅立ちの衣装にするというものです。
生前にほとんど着ることのなかった着物。
だからこそ積極的に考える必要があるのではないでしょうか。
以下の問いかけの答えを思い浮かべてみてください。
●お持ちの着物は、誰に買っていただいたのですか?
●お持ちの着物に、いくらお金を使ったのでしょうか?
●お持ちの着物は、どう使うつもりで買ったのですか?
いかがでしょうか。
心が痛みませんか?
答えは…
「もったいない」の一言ではありませんか?
おそらく大半の方の答えは一致していると思います。
あえて、わかりやすくリアルに書きますと…
「お嫁入りの際に、両親が高いお金を払って揃えてくれた着物一式を、ほとんど着ること無く、旅立つ(逝く)」
ということになると思いまが…。
いかがでしょうか。
時代は変化していますので、着物離れは仕方ないにしても…
「着なくなった着物を活かす」ということが、
私達、着物を着なくなった世代の「責任」ではないでしょうか。
当店、着物リメイク工房いにしえは、この、「着なくなった着物のいろんな活かし方」をご提案し続けます。
その一つの方法として、生前には着る機会がなかった想い出の着物を「エンディングドレス・フューネラルドレス」や「形見分け」という方法で活かすのも、良いお考えだと私は思います。
時代は変化しています。
もう、死装束は経帷子(白装束)でないとダメ、という時代ではありません。
女性はいつまでも美しくありたいと願っています。
それは「最期のご衣装」もしかりだと私は思います。
●ご自身の想い出のお着物をドレスに変えて「最期のご衣装」にする。
このことを是非一度、お考えになってみてください。