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日本の伝統文化なのに「もったいない着物」…振袖の活用術とは

2017/04/28

振袖といえば…

日本の伝統で、着物文化を代表する着物ですよね。

と同時に、

「もったいない」を象徴するような着物とも言えると思うのですが…。

成人式後は袖を短くリフォームして着る、という風習もあるけれど、そんな事をしてまで着る人もほとんどいません。

ましてや振袖の柄自体、袖を短くするように考えては作られていません。

代々、子や孫に受け継ぐのであれば素晴らしい事ですが…
今の子供たちは真新しい振袖でないとダメと言い、親もまた子供の言うままに買い与える風潮の時代です。

そして

一度きり成人式に着たきりで手入れもせず、そのまま箪笥の中で何十年…

なんと罰当たりな事でしょうか。
もったいない、としか言いようがないです。

平和ボケならぬ「贅沢ボケ」の日本人、という表現は言い過ぎでしょうか?


そんな昨今の振袖事情ですが…
それ故にリメイクの相談が多い着物の一つです。

さて、振袖の特徴としては、

 生地量が多い
 カラフル(派手)である
 大柄のものが多い

という事があげられると思います。

この振袖の特徴を踏まえて、リメイクする時に考えられる事がいくつかあります。

 洋服へのリメイクは若い人向き?(かなり派手な洋服になる)
 ドレスにはピッタリの色柄である
 バッグや日傘には少し派手過ぎるかも
 小物やインテリア品なら何にしても綺麗

と言ったところでしょうか。

「美しい派手さ」というのが振袖の特徴です。

●洋服・バッグ・日傘にする人は「品のある美しさで派手になる」と考えてください。

●振袖は、洋装でいうとドレスに当たります。
ドレスへのリメイクは、パーティードレスでもウエディングドレスでもお薦めです。

●インテリア品では、暖簾・クッション・テーブルセンター・フラワー・額装などにして「リビングを統一する」とすごく素敵な部屋になります。

このように、元の着物の特徴をしっかりと考えてリメイクする品物を決めることが、良い着物リメイク品にすることに繋がると思います。

めずらしい例として、

振袖を「エンディングドレス(フューネラルドレス)」にする、という人もいます。

なんと言っても、大抵の人は「想い出の着物」と言えば振袖だと思います。

その想い出の振袖を「エンディングドレスに変えて人生の最期の衣装にする」
それはそれで、振袖の良い利用法だと私は思います。


最後に

着物の中でも、「振袖は生地の量が多い」のも特徴の一つです。

目安としては
柄を考えなければ、一枚の振袖から

パターン① ドレス・ボレロ・ストール・バッグ
パターン② ワンピース・チュニック・日傘・バッグ
パターン③ 暖簾・クッション4~5個・テーブルセンター・フラワー・ティッシュBOXカバー

という感じになります。
もちろん、他の組み合わせでも大丈夫です。

その他のアイテムとしては
ポーチ・巾着・数珠入れ・テディベア・額装・ベッドカバーなどがあります。


想い出が詰まっているからこそ、箪笥の肥しのままでは振袖が可哀想。

リメイクとは言いませんが…

着ない着物の再利用は、現代女性の大きな悩みの一つです。
無駄にならないよう、着物の良い利用法があるといいですね。



PS.

もちろん

想い出として「箪笥に保管したまま」でも良いと思います

でも、その場合

年に一度か二度くらいは

空気が乾燥した日に、箪笥から出してあげてください

そして、乾燥した日に箪笥にしまってくださいね

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