地模様の羽織をスクエアネックチュニックに。
2015/01/22
このようなチュニックは定番ですので過去何回もリメイクしているのですが、同じものを仕立てている感覚はありません。
着物の種類・色柄・ネックデザイン・柄の配置・シルエットライン・袖丈など、お客様からのご要望は多岐にわたります。
その着物の検証に始まり、柄の配置やお客様の体型に合わせたシルエットラインを決め込んでいきます。
そして、当店特有のやり方である、「生地を切らずに仮縫い」をします。
ここは本当に重要で、
フィッティング時に、「フィッティング」と「柄合わせ確認」が同時に出来るという大きなメリットがあります。
多くの着物リメイク店がある中で、「柄合わせ確認」まで行っているお店が果たしてあるでしょうか?
たとえあったとしても、その柄合わせ確認で大きな変更には対応出来ないと思います。(たぶん生地を切って仮縫いしています)
当店の、「生地を切らずに仮縫いする」という技術は、大きな変更をも可能にしています。
こんな、「良い事ずくめ」の方法ですが、
ではなぜ、他店はやらないのでしょうか?
それは、手間がかかるからに他なりません。
出来ないのではなく、やらないのです。
お客様にとっては世界で一つの着物です。
失敗すればかわりの生地が無い着物リメイクでは、このような配慮も必要ではないでしょうか。
さて、このチュニックですが、ネックデザイン・袖丈をお客様に決めていただいてから、シルエットラインや家紋の位置などをご提案させていただいた上で解き(無料)、仮縫い作業に取り掛かります。