喪服(黒紋付)をショートジャケットにしてボレロと兼用。
2015/01/23
以前に留袖ドレスをお作りになったお客様から、
「ボレロを作りたいがドレス専用ボレロではなく、普段にジャケットとしても着られるように出来ないか?」
というご相談を受けました。
当店としてのアドバイスは、
「ボレロは会場に行くまでの上着、として考えるなら可能ですよ。会場内では留袖ドレスにスカーフを巻いているので、実際にはボレロは着ないのではないですか。」
という助言をさせていただきました。
結論として襟付きのショートジャケットであれば、会場までの上着として、また普段もワンピースなどの上着として着用出来るので、兼用で着用できるショートジャケットをお仕立てすることとなりました。
写真がそのショートジャケットです。
このように、「兼用」というキーワードは着物リメイクでは、大いに検討する価値のあることだと思います。
お客様にとっては高いお仕立て代を払ってリメイクするわけですから、なるべくいろんなシーンで使用出来るほうが良いですよね。
当店では、お客様からのご相談の際にこの「兼用」という事も念頭に助言させていただいております。
その一つの例が、「黒帯リメイクのデザイントートバッグ」です。
フォーマルだけではなく、カジュアルにも使用出来るデザインになっており、当店では一番人気のバッグとなっています。