着物リメイクオーダー専門店いにしえ

フリーダイアルでのお問い合わせ メールでのお問い合わせ

着物から生まれた新たなリメイク

あなたの着物や帯を丁寧に検証、美しくリメイク→ブログ作品例参照!

賛否両論あるでしょうが…「変なものは変」とお客様にはご指摘するよ

2017/08/25

オーダーのお客様の中には…

「リメイクのご相談」から入ってこられる方。
「この着物でこれをこういう風に作る」と決めている方。

この二通りのパターンがあります。

相談の方はお客様と当店で打ち合わせし、「どういう風にリメイクするか」を決め込んでいくので、「変なデザインや、おかしな色柄の組み合わせ」にはならないように思います。

一方ご自身で「これをこういう風に作って!」と決め込んでいる方は「変な作品」になる場合があるように感じています。

ここで大切なことは…

そのお客様が、

「どういった理由で、そのように作りたいのか」をよく聞く(お客様の心理を探る)ようにしています。

 ① ご自身の主観だけでそうしたい、のか
 ② 何か想い入れがありそうしたい、のか

どちらなのかで、対応の仕方を変えなければいけません。

②の場合なら私達が口を出す問題ではありませんので、そのお客様のご要望通りにお作りしないといけません。

問題は①の場合にどう対応するか、です。

お客様の要望通りに仕立てると変な作品になるのが目に見えている場合、どう対応するのか?

これは、その店の姿勢に関わる大きな問題だと思っています。
(※一般的にみて明らかに変な作品になる、という前提で書いています)

  お客様の要望通りで仕事を受けるのか
  それでは「変ですよ」と助言するのか

難しい問題だし、商売する側としては意見の分かれるところでしょう。

一般的にみて誰がどう見ても変な作品になるのが目に見えているのに、お客様は「これが良い」と思い込んでいる…

こういった事は度々あるわけではないですが2か月に一度くらいはあります。

当店では勇気をもって「変ですよ」とハッキリと助言するようにしています。
ただ、ほとんどのお客様は反論、または「そうかなぁ?」的な言葉がかえってきますが…(笑)

お客様はそれが気に入っているのだから、こちらがどうこう指摘することはない。
売上げが上がればそれで良いではないか…。

という考え方も商売としては「間違いではない」と思います。

でも「変なことが明らか」な場合、完成した後に外で恥をかくのはお客様自身ですよね。

お知り合いの方やお友達に直接指摘はされなくても…
内心で「何?あの着物リメイク品、おかしいでしょ~」と思われる可能性は高いです。


それで済めばまだ良いのですが…

私達リメイク店にとって最悪の事態になることも考えられます。

 「着物リメイクってダサいのね」
 「どこのお店が仕立てたのかしら」

となる可能性だってあるのです。
そうなると、当店はおろか、着物リメイク業界にとって大きなマイナス要因になってしまいます。

こう考えると…

お客様のオーダー作品は、そのまま「広告」でもあるわけです。
すなわち商売の基本である【口コミ】そのもの、ですよね!

良い事も悪い事も、人の会話やSNSで拡散されるのが世の常です。

怖い世の中ですね~


とにもかくにも

① 言われたまま作る
② 変であれば助言する

当店の方針は、後者です。

本当に勇気のいる言葉なのですが…
言葉が過ぎるかも知れませんが…
あえて書きますね。

お許しあれ~

センスの良くない人(ゴメンナサイ)の言いなりに仕立てるのは着物リメイク店としては避けたいところ
勇気をもって助言しましょう。
出来れば、全国の着物リメイク店にそうしてほしい

というのが今日のブログの本音です。


PS.

本日のブログ記事の内容は
あくまで万人が見て明らかに変というケースに限っての内容で、いわゆる"ミスマッチ"を題材にした内容です。
"デザイン的な個性"とは別ですからね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

お客様オーダー事例紹介

着物が素敵に大変身! リメイク事例更新中!

お客様オーダー事例紹介