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【知らないと恥をかくかも】…数珠入れには正式な造り方と柄使いがあります

2018/04/02

着物リメイクで形見分けの人気商品である「数珠入れ」には、
知っておかないと恥をかく、とても重要な二つのポイントがあります。

これ、知らない人が大半なのでブログ記事にしておきますね。

【その①】

初めて数珠入れを制作した時に、数珠入れについて勉強したのですが、
数珠入れのことを「座具」とも言うそうです。

数珠入れは、本来の”入れ物”という用途以外に、「お数珠の座布団」であることが解かりました。

法事などを畳の間で行う際に、数珠入れを座布団に見立て、数珠を上に置くというのがマナーとなっています。

ならば、そのような構造の数珠入れにしないといけません。
即ち「座布団のようにふっくらした数珠入れ」にする必要があります。

幸い当店は、バッグでこの手法を取り入れています。
「しっかりしているが、ふっくらと柔らかな風合い」をバッグで実現していますので、その手法を数珠入れにも取り入れる事にしました。

数珠入れは単なる薄っぺらな入れ物と思っている人が大半だと思います。
事実、そのような作り方をしているリメイク店もあります。

お通夜やお葬式、法事の場ではご年配の有識者もいるはず。
場合によっては恥をかく可能性だってあるのです。

数珠入れは別名「座具」
お数珠の座布団としての役割もあるため
中綿入りのふっくらとしたのが正式なものです



【その②】

着物や帯で数珠入れを作る場合、
柄によっては不向きな柄があります。

ずばり「縁起もの柄、おめでたい柄」は避けたほうが無難です。

代表的なものをあげると
桜・松・竹・梅・牡丹・菊・扇・鶴・亀甲・千鳥・波・七宝…

まだまだありますが、一度検索して調べてみてください。
「着物 めでたい柄」等で検索すれば出てきますよ。

数珠入れを使うのは弔事の場ですので、このような柄は確かにふさわしくないように思いますね。

他人の数珠入れの柄など誰も気にかけていませんので、自分で使う場合は自由だとは思います。

でも、形見分けで誰かにお渡しする場合にはやはり避けたほうが良いです。
その人に恥をかかせる事にもなりかねませんから。

数珠入れは、縁起柄・めでたい柄は避けましょう


他のリメイク品とは違い、数珠入れは”特殊な場で使うもの”です。
特殊な場には必ず礼儀作法やマナーが伴うもの。

個人の自由が尊重される現代ですが…
まさか葬式にカジュアルな洋服で行く人はいませんよね?

デザインはどうであれ、最低限、黒の喪服で行くはずです。
バッグも黒ですよね。

そういった昔からの「しきたり」や「ならわし」は、小さい頃から私達に無意識に備わっています。

数珠入れの造りや柄の場合は「絶対」ではないですが、
そのほうが「望ましい」という感じで覚えておいてくださいね。

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