紫の訪問着をパーティードレスにリメイク。
2015/03/04
綺麗な紫に花柄の訪問着から、ロールネックのパーティードレスとボレロ・スカーフの3点セットをご納品させていただきました。
紫地の着物は稀で、希少価値の高い生地です。
完成したドレスもとても素敵に仕立て上がりました。
ドレスを仕立てる際、当店いにしえでは、まずお客様のお身体のサイズをお伺いします。
そして仮縫い作業に入りますが、ここで当店独自の手法である「本生地を切らずに仮縫い」をします。
これには3つの理由があります。
① 別生地(シーチング)では着た感じが完成品と微妙に違う為
② 別生地ではお客様が柄取り(柄合わせ)を確認出来ない為
③ 生地を切らないので、いかなる変更にも対応できる為
との理由から、面倒でも本生地で仮縫いをしております。
そしてフィッティングをしていただき、変更点を修正しつつ本縫いをして、お客様へご納品する、という流れになっています。
仮縫いの時点で、お客様にはほぼ完成形を羽織っていただけますので、サイズはもとより、柄取りも「完成してみたらイメージとは違った」という事は絶対にございません。
さて、今回のお客様はこの着物リメイクのパーティードレスを親子で着回しされるそうです。
お母様は海外旅行のご予定もあるらしく、海外でのディナーなどで着られる事を楽しみにされています。
日本の着物柄は海外(特にフランスなど)では大変な人気ですので、その着物をリメイクしたドレスは注目の的になることでしょう。
是非、「 Kimono remake studio INISHIE」も宣伝しといてくださいね(笑)