日傘用袋で説明する着物リメイク品の「紫外線対策」の大切さ。
2015/03/20
着物生地の大敵は、「紫外線」です。
着物リメイク商品の中でも日傘は人気商品ですが、日傘用の袋を一緒に注文される方が少ないと感じています。
着物リメイクの日傘は"高価な日傘"です。
一度仕立てたら一生お使いいただきたいと願っています。
しかし、着物リメイク商品の中で一番紫外線にさらされるのも日傘です。
紫外線にさらされるのは、外で日傘をさしている時だけではありません。
玄関に置いているだけでも、かなりの紫外線を浴びています。
要は、日傘はたたんでいる時でも紫外線を浴びていますし、色が抜けるのです。
冬場の使わない時期に玄関に置いているだけでも色が抜けます。
この事を、私はもっと日傘をお仕立てになるお客様に対して訴求・説明しなければならないと考えています。
●着物生地は紫外線に弱い
このブログを読まれた方は、是非このことを頭に入れておいてください。
日傘に限らず着物リメイク品は、使用しない時は箪笥や引き出しなど"真っ暗になる所"に保管しておく事をお薦めします。
考えてみてください。
着物はなぜ箪笥にしまうのでしょうか。
箪笥にしまうと、湿気が抜けにくいので環境としては良くないはずです。
にもかかわらず、着物を箪笥にしまうのは「紫外線から守る為」なのです。
着物リメイクをされる方で、この事を気に留めてらっしゃる方は非常に少ないと思います。
着物をリメイクしても、着物と同じように扱ってください。
着物生地には変わりないのですから…。