ご自身で織った生地をバイカラーのトートバッグにリメイク
2015/04/06
「趣味で織った75×38㎝の生地を使ってバッグを作りたい」というご依頼でした。
この場合の検討事項としては…
① ストライプ柄を活かしたデザインであること
② A4サイズが入る大きさで作ること
この条件をクリアしないと良い作品は作れないと考えました。
ところが、生地の大きさから逆算すると、バッグ全面に使用することが出来ません。
ストライプ柄を活かしつつ大きさも確保するには、生地を足さないといけません。
さぁ、リメイク屋の腕の見せ所です。
「どう生地を足すか?」
この作品の良し悪しは、これにかかっています。
当店の選択は…
バイカラー(ツートンカラー)にする、というものでした。
バッグ下部分と持ち手には、当店在庫の帯生地を使用しました。
私は、モノ作りにおいては、「絶対にはずせない条件」というものがあると考えています。
今回のトートバッグのケースでは…
① ストライプ柄を活かす
② A4サイズの物がバッグに入る
③ 衝撃緩和材を入れ、しっかりしたバッグにする
という3つの条件は絶対にはずせません。
写真が完成したトートバッグです。
今回のご依頼は、着物のリメイクではありませんが、「その生地を活かす」という意味では着物リメイクと同じです。
その生地の、
「大きさ」「色」「柄」「風合い」などの特徴をとらえたリメイク、
かつ、
使い勝手の良い、「形」「大きさ」「機能」を備えた作品こそが、
●お客様に喜ばれる着物リメイク、
だと信じて仕事をしています。