直近2か月で、雑誌と書籍の2冊に掲載されました。
2015/06/27
このような無償での、「お店の紹介」や「商品写真の提供」、あるいは「商品サンプルの提供」などは、年に何回かお話を頂戴するのですが、そのたびに本当に有り難く、また、感謝の気持ちでいっぱいです。
私達の商品が、「世間様に受け入れられている」、また、「世に通用している」という実感が感じられる嬉しい出来事でもあります。
一冊目は、㈱学研様よりご依頼いただきました。
●【古布の手作りファッション帖・其の弐】
ご丁寧に献本いただき、ありがとうございました。
読み応えのある立派な着物リメイク本です。
全国の各書店で購入できるようなので、興味のある方は是非購入されて読んでみてください。
もう一冊は、㈱ポプラ社様よりご依頼いただきました。
●【くらしのなかの伝統文化1巻】
こちらは、全国の学校の図書室や、公共の図書館に設置するための書籍だそうです。
当店の商品写真が採用されています。
2社様ともに有名な大手出版社で、当店としても光栄ですし、また、着物リメイク(着物リフォーム)というものが日本の伝統文化の一翼を担っていることを実感できて嬉しくもあり、この仕事に携われている事を誇りに思います。
「着物をリメイクする」という文化は新しいものではなく、元々古来より日本人に備わっている文化です。
もったいない
この精神が、着物をリメイクし始めた原点なのだと思います。
しかし、現在の着物リメイクは…
戦後の高度成長期から現在までに大量に売られてきた着物、
それを購入された方々は着もせずに着物を持て余すことになり、
結果として、もったいないからリメイクする。
このパターンが半分以上を占めていると思います。
本当にその着物を着たおして、もう着物としては着れないけど想い入れがあるから何かにリメイクする…。
こんな方は半数以下なのではないでしょうか。
昔と今では、リメイクする動機が変わってきていますよね。
これを、どう解釈してよいのかは微妙なところです。
世の中に、「無駄な着物」が溢れかえっているから私達リメイク屋の仕事が成り立っているのですから…。
着物は着物として保存し後世に残すことが良い、と私も思います。
しかし、それが出来ない以上、その生地は何かに作り変えて活躍の場を与えてあげるしか方法はありません。
そうしないと、日本の着物のほとんどは、各家庭の箪笥の中で朽ち果てることになるでしょう。