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着物リメイクは裏地にこだわったほうがいい2つの理由

2019/12/10

私のお店では販売品、オーダー品にかかわらずサブに使用する生地をすごく重要視してリメイクをしています。

いわゆる洋服なら「裏地」、バッグや巾着なら「中袋」ですね。

裏地や中袋という部分は、外からは見えにくい場所です。

にもかかわらず、裏地や中袋に使用する生地に最大限の気を配ってリメイクする理由をお話します。


① 裏地や中袋は、「他人から見える場所」

例えば、あなたは知人の家の中や車の中、あるいはバッグの中、財布の中、が気になりませんか?

このように…

人間というのは、他人の「中身」、言い換えれば「他人の見えない部分」が気になるように出来ています。

そして、その見えない部分を見た時に「どう感じたか」が、その人を判断する大きな材料の一つになっているのです。

これは着物リメイクでも同じことが言えると思います。

なるほど表は着物生地なので品があり綺麗ですよね。
ところが、裏地は「ただの普通の生地」…これ、どうですか?

言いたい事は…もうお解かりだと思います。
これでは「ただの着物を再利用した品物」になってしまいます。

 裏地や中袋に
 表地とは別の「着物生地」を付けることによって
 美しさが増し、品があり、粋な作品になる


これは経験上、強く実感しています。

裏地や中袋は、
チラッとですが他人から見える場所です。


② 着物リメイクの費用対効果

着物リメイクの値段って決して安いものではありませんよね。
巾着などの小物でない限りは、万単位の出費です。

それだけのお金を使うのですから、あなたは完璧な仕上がりを期待、いや求めて当然です。

オーダーで作る場合は、「想い出の着物をカタチを変えて活用する」のが目的となります。

  ●元の着物の存在を感じつつ日常に使用する品物

これが着物リメイクする動機ですから、私達もリメイク品の表地はその着物生地そのまま使用します。

その上で仕上がりの美しさをより追求するとき、裏地や中袋の生地に気を配って表地を引き立たせます。

裏地や中袋に表生地とは別の着物生地を使うと、はっきり言って美しさや品(ひん)が全然違いますから。

そうである以上、裏地に普通の生地(裏地用の生地)を使うのは避けたほうがより良い作品となり、あなたの満足度は上がるはずです。

リメイク代と満足度を天秤にかけたとき、吊り合う、または満足度のほうが大きくなければ、着物リメイクをする意味が半減してしまうと考えています。


大きくは上の2つの理由から、当店では裏地や中袋に力を入れたリメイクを心掛けています。

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