先人達の「物」や「想い」を有り難く受け継ぐ心が大切です。
2015/10/07
先日のシルバーウィークに、念願であった靖国神社への参拝を果たしに東京に行ってきました。
個人参拝をさせていただき玉串料を納めさせていただきました。
これで私は、日本人として生きている間に絶対に行きたかった3つの場所にすべて行かせていただきました。
その3つの場所とは…
知覧特攻平和会館(鹿児島県)
広島平和記念資料館(広島県)
靖国神社(東京都)
この三カ所です。
行った事のある方はわかると思いますが、この三カ所には独特の雰囲気・空気感があります。
それは何だろう、と私は考えました。
そして、一つ気付いた事があります。
その雰囲気や空気感は…
身内が死んだ際に感じるものと非常に近い、ということです。
私とは何のゆかりも関係もない70年前の出来事で死んでいった方々の「何か」が、神聖な空気感で私を包み見守ってくれている。
そんな、尊くて厳粛な気持ちになるのです。
私は、身内では祖父母の死を経験しているのですが、やはりその時も同じような気持ちになりました。
人の死は、何か大切なものを伝えられていると感じます。
さて、
私の店のシンボルは死んだ祖母の古い和箪笥です。(写真左部分)
祖母が死んだ数年後にこの仕事を始めましたので、そのまま捨てられるところを私が引き取って店内の家具として使用しています。
これも何かの流れというか、縁とも感じます。
●古くても使えるものは再利用する。
このことは、「物」でも「人の考え」でも同じだと思います。
大切なモノ
大切な考え方
昔の人の死は、私達にこの事を伝え続けてくれているのだと思います。
着物をリメイクしようとされる方々は、その着物にまつわる「大切な何か」をカタチにして残そうとお考えの人です。
ご自身では出来ないから、私達に託してくださります。
そんな、大切な「人の想い」をカタチにする仕事ですので、上記三カ所を訪れて先人の想いに触れるという経験は、私の中ではとても貴重な事でもありました。
これからの仕事のマインドに活かしたいと思います。