振袖を余さずリメイクしてお部屋をコーディネートすると…
2016/02/03
「一枚の着物生地を余す事なくリメイクする…。」
お部屋のインテリア系にリメイクするなら、この方法が一番いいです。
とりわけ「振袖」を潰せるのなら、振袖を使用するのが良いと思います。
その理由は…
① 色柄が華やかなこと。
② 生地の量が多いこと。
③ 一番想い入れがある着物のはずなのに、もう着られないこと。
この三つです。
① 色柄が華やかなこと
数ある着物の中でも、これに関しては振袖が一番でしょう。
その華やかな彩りと気品ある柄は、お部屋あるいは家の中を飾って統一感をもたせるに余りある生地だと思います。
② 生地の量が多いこと
普通の着物に比べ、振袖は生地の量が多いのです。
なので、リメイク出来るアイテムの数も多く作れて大きなものも作れる為、その空間の統一感が増します。
③ 一番想い入れがある着物のはずなのに、もう着られないこと。
振袖として着るのは人生でたった一回成人式で着るのみ。
あとは、袖を短くリフォームしてお呼ばれの席などで着るだけ。
それもしない人は一生箪笥にしまいっぱなしになっているはずです。
成人式の振袖は、親が用意してくれた人がほとんどかと思います。
ご自身の記念の着物であると同時に、ご両親の想いのつまった唯一の着物が「振袖」という着物だと私は思います。
着なければ、いずれ箪笥の中で朽ち果てていくでしょう。
※ 「箪笥にしまっておけば、いつまでも永久に綺麗なまま保存出来る」、と勘違いしている人がほとんどです。
それには、年1回程度(湿度の低い時期)などに出して陰干しなどのメンテナンスをする必要があります。
そんな「振袖」という着物をリメイクして活かすことは、その振袖にかかわった人のお気持ちを豊かにすると感じています。
さて…今回の振袖リメイクでは、
「のれん」 「クッションカバー5枚」 「テーブルセンター」 「ティッシュボックスカバー」 「薔薇10本」
にリメイクさせていただきました。
振袖の柄が「絵柄」になっておりましたので、そのメイン柄をのれんに使用し、存在感を出したのがポイントです。