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着物リメイクバッグは「持ち手」「中ポケット」「中袋」が見せ所です。

2016/05/27

バッグと言えば、着物リメイク品の中でも洋服に次ぐ人気商品です。

このブログでも、度々、着物リメイクバッグ作りのポイントをお伝えしています。

● A4が入るサイズで作ること。
● 衝撃緩和材を必ず入れること。

中でも、この二点は着物リメイクのバッグに限らず、世の中のすべてのバッグの基本中の基本です。

やはり、「A4程度の大きさの物が入らないと不便」です。
そして、「中に入れた物を保護する」のがバッグの役目です。

着物を解くと、その生地は幅約35㎝しかありません。
その生地幅以内でバッグを作れば、A4は入りません。

A4サイズの着物リメイクバッグを作るには、いろんな工夫をする必要があるのです。

また、バッグを作るには着物生地に接着芯を貼りますが、バッグ用の硬めの接着芯を貼るのでしょうか?

当店いにしえでは、硬い接着芯は使いません。
着物の素晴らしい生地や色柄の風合いを損ねるからです。

あくまでも柔らかく、
しかし、しっかりとしたバッグになるように工夫をしています。

その為には中に入れる「衝撃緩和材」を工夫する必要があるのです。

さて本日は、

着物リメイクバッグの見栄えを良くするポイントを書いてみたいと思います。

まず前提として、

着物リメイクですので、「元の着物の柄を活かす」という意味では、
バッグ本体の全面は、できるだけ生地を継ぎ足さずに作る、というデザインのバッグで説明します。

このような場合のポイントは、持ち手・中ポケット・中袋生地となります。

① 持ち手

市販の持ち手を付ける、という方法もありますが、
やはり、そこは着物リメイクですのでオンリーワンを目指しましょう。

本体と共布で作るのですが、その際、写真上のように「細く」したほうが見栄えが良いでしょう。

細く、と言っても生地自体を細く取るのではありませんよ。
○つ折りして、細く、持ちやすく、丈夫に仕上げます。

② 中ポケット

中ポケットの生地は、中袋生地とは別の生地にしましょう。

こうすることで、かなりお洒落に見えます。
本体と共布でも良いですし、「家紋」があればお好みで付けると良いでしょう。

③ 中袋の生地

中袋に使用する生地は、着物の裏地や市販の生地ではなく、できれば別の着物の生地を付けるのがベストです。

やはり、本体が着物(シルク)ですので、中袋もそれに見合う生地を付けたほうが良いでしょう。

バッグの中だから見えない、のではありませんよ。

「バッグの中はチラッと見える場所」、だと理解しましょう。


  他人から見えない場所、
  あるいは、見えにくい場所こそ、
  美しく、綺麗に、粋に仕上げること。

これが、着物リメイク品を美しく見せるポイントだと思います。

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