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TBSプレバト着物リメイク編の感想と、最近納品分の紹介。

2016/07/08

昨日TBSのプレバトで着物リメイク編というのをやっていましたね。
たまたまタイミング良く、そのチャンネルを見ていたので運よく見る事ができました。

着物リメイクを生業としている私としては、4位と5位は論外。他の素材を多用し過ぎと感じました。
3位はアイデアは良いと思いますが、完成度低すぎ、バランス悪すぎ。
1位と2位は甲乙つけ難いですね。評価する人の好みによると思います。

実に順当な評価だったと感じました。

一年に何回か、単発で着物リメイク特集的なコーナーが特番中に組まれることはあっても、継続されることはありません。

着物リメイクに携わる者として願わくば、このコーナーが続くことを祈ります。

プレバトに出演してらした篠原ともえさんもやっておられましたが、コーディネートすることは大切だと考えています。

篠原さんは、ワンピースにコサージュをコーディネートして制作されていましたね。

その着物の生地を無駄にすることなく出来るだけ使うことは、着物リメイクではとても大切な要素です。

写真は最近ご納品させて頂いたリメイク品の中で、コーディネートを取り入れて制作をしたものです。

パーティードレスとバッグ
ワンピースと日傘とバッグ
ワンピースドレスとコサージュ

どれも一枚の着物から制作したものです。

話をプレバトに戻しますが…

私は、「4位と5位は論外」だと書きました。
TVを見ていない方には話が通じないと思いますが…

要は、4位と5位は、
着物生地がメインであるはずの着物リメイク服なのに、
着物の一部の生地しか使用しておらず、作品の大半に使用したのは着物以外の生地だったのです。

故に私も、「論外」だと評しました。

着物をリメイクするのに、着物生地よりも他の生地のほうが多く使用されている。
これでは本末転倒、着物リメイク品とは言えません。

なので、着物リメイク(着物リフォーム)とは、

  ●その一枚の着物生地をメインとして制作したもの

であるべきだと思うのです。
しかも、出来るだけ多くの生地をその着物から使用する。
一品作って生地が残るようなら、その品に関連づけたコーディネート品を考える。

これが着物リメイクの醍醐味であり、
その大切な着物生地を充分に活かす事にも繋がるのです。

切った後の残布も、また着物の生地なのですから…。

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