羽織一枚からでもこれだけリメイク出来ます
2016/10/21
着物リメイクを考える時に
「この着物を何にしようかなぁ?」と考える人は多いですが
「この着物を何と何と何…にしようか?」と考える人は少ないようです。
小物なら一枚の着物から何個も作れるのは皆さん解かっていると思います。
ところが洋服となると、一枚の着物で一着の洋服しか作れないと考えている人が多いようです。
実はそうではありません。
写真は、一枚の羽織りをリメイクした例です。
羽織一枚でも、チュニック・日傘・トートバッグを作ることは可能なのです。
小物ではなく、チュニックと日傘を羽織一枚からリメイク出来る事をあなたは知っていましたか?
こういう事を知識として知っておくと良いです。
なぜならリメイクを考える時にイメージが広がりますし、何よりもご自身の着物生地を無駄なく活かす事につながりますよね。
別ブログの着物リメイクのすべてにもよく書くのですが、
「リメイクする理由」が、着物リメイクでは大切な要素だと考えています。
つまり、着物リメイクしようと思った根本の動機ですね。
ほとんどの人が
その着物には特別な想い入れがあるが
箪笥の中に入れたままで
着る機会も、箪笥から出す理由もない
だから形を変えてでも活かしたい
これが着物リメイクする人の根本的な動機です。
であるならば、生地に無駄を出してはいけない、と私は思います。
無駄が出ないように数多く作れ、と言っているのではありませんよ。
たとえ一点だけ作るにしても、残布の残し方に気を使うべきだと思っています。
つまり、出来る限り大きな面積の残布を残すのです。
生地の切り方、生地の取り方に配慮すべきなのです。
そうすることで
写真のように一枚の羽織りからでも、洋服・日傘などの大物二点へのリメイクも可能となるのです。