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「使う」着物リメイク、「飾る」着物リメイクの例

日傘・バッグ・ポーチ等です。日傘の表は喪服と小紋を使用。裏地には別の着物を付けています。こうすることで、見違えるほどの高級感・品の良さ・華やかさがプラスされていると思います。バッグも同じパターンで、表は喪服と小紋、中袋には日傘の裏地と同じ生地を使用しています。着物リメイクされるのは50才~の方が多いですので、基本は喪服(黒紋付)を使用して、アクセントに他の着物・羽織を使用するのが良いと思います。

暖簾(のれん)です。着物の色柄をそのまま活かせる暖簾は、着物リメイクでは人気アイテムの一つです。裏はもう一枚の別の着物を付ければ、リバーシブルとして使用できます。着物リメイクの暖簾の一番の特徴は「くぐった時、手に伝わる重厚感」です。ほとんどの着物は正絹(シルク)です。化繊や綿のように軽い繊維ではなく「程よい重さ」がありますので、くぐる際の手で払った瞬間の「程よい重さ」が重厚感が伝わる理由です。

主にリビングに飾る(使う)着物リメイク品として、クッションカバー・テーブルセンター・ティッシュボックスカバー・フラワーをお作りしました。クッションは中にヌードクッションを入れるカバータイプです。着物リメイクのクッションは買い替えが出来ません。ですので洗えるカバータイプにすると良いです。また、へたった時は中身のみ買い替えが出来ますので末永くふっくらしたクッションとして使えます。

和室(座卓)でお客様をお招きする際に使用するリメイク品としては、ランチョンマットやフラワー等があります。せっかく着物で作るのですから、より「和」を意識して作りました。ランチョンは長方形とは限りませんよね。このように扇型で作るのもお客様の目を引くと思いますし、和の空間をより演出できると思います。そして同じ着物生地でフラワーを制作しました。生花も良いですが、着物で作った造花も良いのではと思います。

バッグ・フラワー・小物等です。大きいほうのバッグは口閉じを「巾着仕様」にしています。通常はマグネットホックですが、ご希望により「巾着仕様」や「ファスナー仕様」にする事も可能です。「中身を見られたくない方」や「防犯」には良いと思います。また巾着仕様は多くの物を入れられますので、近場の一泊旅行等にも便利に使用出来ると思います。ポーチは、バッグの中身の整理に便利ですね。共布なのでオシャレですよ。

2023/02/25

着物リメイクをされる方は、「着る」「使う」「飾る」という3種類のリメイク方法がある事を知っておくと良いと思います。

・洋服にして着る。
・バッグや日傘、クッションや暖簾にして使う。
・フラワーやテディベアにして飾る。

その他にも、

・バッグや小物等を作って「形見分け」する。

といった着物リメイクもあります。

もう着ない着物をリメイクするのですから「着られるように洋服に」リメイクするのが良いとは思いますが、そこは人それぞれです。

いろんな気持ち(心理)が動いてリメイクしようとのお考えに至るのですから、そこは私達も出来るだけいろんなリメイクに対応出来ないといけない、と感じています。
しかも、他には無いデザインや見栄えの良い物を作らないと、と考えています。

・クッションの作り方やデザイン
・ランチョンマットの形
・リバーシブルの暖簾
・裏地付きの日傘
・私達しか作っていないフラワー

これら全ては、私達の為でもあるし、お客様の為でもある、と思います。

私の好きな言葉に、

「何をもってナンバーワンかは曖昧だ」
「しかし何をもってオンリーワンかは明解だ」

というのがあります。

ナンバーワンというのは、比較するものが売上か価格か美しさか、等で変わりますよね。
でもオンリーワンは比較するものが無いから、オンリーワンなのです。

スマップの歌にもありますが、オンリーワンを大切にしていますし、お客様側もオンリーワンの品物を求めていると思っています。

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