着物リメイクオーダー専門店いにしえ

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着物から生まれた新たなリメイク

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お身内に渡すための着物リメイク品

ご自身(お孫様からみて祖母)の着物を、幼い三人の孫のワンピースにリメイクした例です。大きくなっても着られるように、ちょっとした工夫をして制作しています。着物としては娘に受け継がれなくても、このように子供服にして孫などに受け継ぐことが出来ます。この着物を買われた方はお孫様からみて曽祖母(ひいおばあちゃん)かと推察しますが、さぞかし喜んでおられる事と思います。

着物リメイクで、ご自身と姉妹の三人で使えるものを依頼されました。帯1本と黒紋付1枚で同じバッグを3点お作りしました。豪華で派手めの帯でしたのでバッグ全体に使用するとド派手なバッグとなります。それを避ける意味で黒紋付きをバッグのメイン生地とし、豪華な帯をポイントとしてデザインしたトートバッグです。曲線でデザインした大きな外ポケットは他には無いこのバッグの特徴の一つです。

お亡くなりになられたお母さまの着物をリメイクして、4人で形見分けとして分けたい、とのご依頼でした。形見分けですから、「常に身に着けられる」か「常に近くにある」ものが良いと思います。この方は、常に近くにあって見ていられるフラワーを選びました。花瓶に入れてリビング等に飾っておけば、母をいつも近くに感じられると思います。また、お仏壇に飾っても良いと思います。

身内にプレゼントする、またご自身用としてもテディベアは人気があります。お家の中の場所を選ばすどんな所にも飾っておける小さなサイズで制作しています。形見分けとして作られる方もいます。まじめな話、テディベアは愛くるしいクマのぬいぐるみです。亡くなられたお身内の「分身」として思いを寄せる方も多いと感じます。

2023/04/08

着物リメイクは自分以外にも、兄弟姉妹・両親・子供・孫・叔母叔父など近しい身内のために作られる方も多いです。

それは、お持ちの着物が「単に自分だけの着物」ではないからだと感じます。

●嫁入り・七五三・成人の際に両親に買い与えられた着物。
●母や祖母から代々譲り受けた着物。
●母や祖母の形見としての着物。

お持ちの着物は自分で買ったものではない方がほとんどです。
たいていの人は、両親に買い揃えてもらった着物かと思います。

つまり、あなたがお持ちの着物には、ご両親の想い・ご両親との想い出が詰まっていると言えると思います。

だから着物リメイクされる方々の多くが、自身の品物だけではなく、身内にプレゼントするための品物も作られるのだと理解しています。

こう考えると、

日本の民族衣装である着物というものには、
代々脈々と受け継がれる「身内への想い」があり、
着物を手にした者は、その想いに出来る限り応える。

というのが民族衣装としての着物本来の存在意義だと思っています。

外見が美しいのは当たり前ですが、それとは別に、
着物には内面の美しさや、家族の物語があります。

たまに昔の写真を見て懐かむのと同じで、
着物もたまには箪笥から出して鑑賞するのも良いのではないでしょうか。

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