クッションカバーを作る時の注意点と、当店の作り方。
2016/09/07
本日は、着物リメイクのインテリア商品では定番の、クッションカバーを作る際の注意点と、当店オリジナルクッションカバーの作り方をご紹介いたします。
標準サイズ(45×45センチ)での説明になります。
※尚、当店では「中綿閉じ込めタイプ」のクッションは作っておりません。
●中綿がへたった時に、交換が不可能であること。
●汚れた時の、対処が面倒であること。
などが理由です。
クッションカバーを作る際、決めておかなければならない事がいくつかあります。
➀ 大きさ?
② 両面使い、片面使い?
③ 継ぎは共布、別布?
以上の3項目は、作る前に決定しておかないといけません。
➀ まず、大きさについてですが…
当店では45センチ角をお薦めしています。
理由は簡単、クッションの標準規格サイズだからです。
45センチ角であれば中身のヌードクッションはお近くのホームセンター等に行けば簡単に入手可能です。
サイズを小さくしたり、大きくしたりすると、中身のヌードクッションはインターネットでしか購入出来ず、後々不便だと思います。
② 次は、両面か片面か、ですが…
当店では、着物の場合は両面、帯の場合は片面、をお薦めしております。
クッションの使い方としては、
「見せるクッション」
「背もたれ・ごろ寝用の枕」
二通りの使い方があると思います。
一概には言えませんが、
帯は豪華で「生地が硬い」ので、見せるクッションに。
着物は「生地がしなやか」なので、ゴロ寝使用もOK。
という感覚だと思います。
③ 継ぎをどうするか、に関しては…
着物や帯の幅は30~35センチしかありません。
作るクッションカバーは45センチ角なので、どこかで必ず生地を継がないといけません。
その際に、全部共布を使用するのか、あるいは別の布を使用する選択もアリですよ、という意味です。
これは、お客様へのアドバイスの部分の話です。
柄・色・生地種類によりケースバイケースになると思います。
以上の、①~③を踏まえて…
次は、当店オリジナルクッションカバーの作り方ですが、
大きく分けて、当店では、
「スクエアデザイン」
「斜めデザイン」
の2種類からデザインを選択いただいております。
作り方に関しては、いくつかのポイントがありますので、以下、順不同で書き連ねますので、ご了承ください。
●継ぎ方は、ただ単に中表に縫って開く場合、三つ折り縫いの場合等、ケースバイケースです。(ちなみにスクエアに継ぐ場合は普通に継ぐと変なので、三つ折り縫いします。)
●ファスナーは、出来るだけ「サイド」に付けるようにしています。(こうすることで、ダイニング座布団としても使用できます。)
帯リメイクで片面使いの場合のみ、センターに付けます。
●周囲に「羽根飾り」を付けます。単に中表で縫ったクッションカバーだと飾り気がなく、装飾を加えるようにしています。(尚、装飾は他布では合わない為、共布を使用するようにしています。)
当店では、以上の事を基本として、クッションカバーを仕立てています。
本日は、着物リフォームのクッションを作る際の注意点と、当店いにしえオリジナルデザインのクッションカバーの作り方を簡単にご紹介いたしました。