喪服セット【ツーピース喪服・バッグ・香典入れ】
黒紋付を洋装のツーピース喪服(ワンピースとボレロ)にリメイク。そして黒紋付の帯は弔辞に使用できるバッグにリメイクしました。ワンピースの袖は着物の生地量によって七分または半袖となります(写真は七分袖)。ボレロはもちろん長袖です。バッグのほうは一応弔辞用ではありますが普段にも使えると思います。急なお通夜でも、中身を他のバッグに入れ替える事なくそのままお持ちいただけます。
ワンピースは通常なら背中ファスナーで仕上げますが、背中ファスナーでは脱ぎ着の出来ない方の為に、写真のように特殊なファスナーの付け方も可能です。生地の継ぎ目に沿ってファスナーを取り付けていますので、ファスナー部分が目立たないシルエットになっています。
バッグとお揃いの香典入れです。帯の生地が余りますので、2個仕立てておくと1つは普段使いの小物入れとして利用出来ると思います。
2024/08/10
着物の黒紋付を、洋装の喪服にリメイクされる方が増えています。
この理由はいくつかありますが一番の理由は、
「もう黒紋付は着ないから」だと思います。
だんだんと世代が変わっていく中で、たとえ喪主様であっても黒紋付を着なくなりつつあるように思います。
新たに洋装の喪服を買うにしても数万円以上します。
であるなら、せっかく手元にシルクの黒紋付があるのに、その高級生地(黒紋付)を再利用しない手はありませんよね。
最近では「SDGs(エスディージーズ)」という事が盛んに行われています。
私たち着物リメイク業も、リメイク(再利用)という観点では「SDGs」に一役買っている業界です。
過去に買った高価な着物や、
ご両親に揃えてもらった着物を、
無駄にしない。
着物リメイクされる方々の動機は、実はほとんどこれなのです。
尚、過去のブログ記事に、黒紋付を洋装の喪服にリメイクするメリットをまとめています。
喪服リメイクをお考えの方は、こちらも合わせてご覧ください。
喪服(着物)を喪服(洋服)にリメイクする人が増えた理由とメリット