リメイクオーダー過去の作品例
2022/06/11
着物・羽織の大島アンサンブルをロングコートとハーフコートに、別の着物でチュニックをお仕立てしました。
着物リメイクでコートを作る時のポイントは、「裏地」にあります。
写真のコートの裏地は2点共、別の着物を使用しています。
ワンピースなら白の裏地用生地で良いと思います。
●でも、コートの裏地は他人から見える部分です。
前ボタン全開で羽織ったりしますよね!
そんな時にチラチラ見える裏地が人の目を引きます...
2022/05/26
着物自体は着こなしと言っても、すべて同じ着方ですよね。
それは、「着物は色柄を見せる」ものだからです。
その着物をリメイクするのですから、
・複雑なデザイン
・奇抜なデザイン
の洋服にリメイクするのはお薦めしません。
せっかくの柄が見えなくなりますので。
洋服のセンスいい着こなし方に、
・2色以上は使わない
・柄物と柄物を合わせない
という事が言われますよね。
まさに、このお客様はそれ...
2022/05/09
着物の黒紋付を、洋装の喪服にリメイクされる方が増えています。
この理由はいくつかありますが一番の理由は、
「もう黒紋付は着ないから」だと思います。
だんだんと世代が変わっていく中で、たとえ喪主様であっても黒紋付を着なくなりつつあるように思います。
新たに洋装の喪服を買うにしても数万円以上します。
であるなら、せっかく手元にシルクの黒紋付があるのに、その高級生地(黒紋付)を再利用しない手はありませんよね。
...
2020/10/09
着物を洋服にリメイクする場合のポイントは、
●正装の着物(黒紋付・留袖・色無地・訪問着)は、フォーマルな洋服に。
●その他の着物(小紋・大島紬・羽織り)は、カジュアルな洋服に。
このように考えればイメージし易いと思います。
もちろん例外的なリメイクもありますが、基本的には着物は正装・普段着(遊び着)にきっちり区分けされています。
正装着物の色柄や織りはそれ相応のものだし、普段の着物のそれもまたそれ相応の色柄を...
2020/10/02
着物リメイクで洋服以外の品物を作るとすれば、大きくわけて2種類あります。
1つは、家の中で使う物、あるいは飾る物。
もう1つは、外出時のファッション小物。
今回の例は、その一部をご紹介しました。
家の中で「使う」ものの代表例は、暖簾やクッションです。
その他、敷物(ランチョンマット)・テーブルセンター・ティッシュBOXカバー・ベッドカバー・座布団カバーなどがあります。
また「飾る」ものとしては、暖簾・タ...
2020/09/25
今回は、洋服&ファッション小物のお揃いコーディネートを中心に掲載してみました。
着物は洋服(上下)に比べ、1.5~2倍の生地量があります。
たとえば着物をワンピースにリメイクしても生地は約半分しか使いません。
この事をあなたはご存知でしたか?
何も考えずに(2点目、3点目のリメイク)ワンピースのみ制作を依頼した場合、生地のど真ん中に型紙を取る確率が高い為(そのほうが作業しやすい)、あとの品物を追加で依頼するのは困難...
2020/09/16
クッションカバー・トートバッグ・エコバッグ等(H様、T様、F様)
今回、クッションカバーをメインに紹介しました。
そしてクッションカバーを例として、ある意図(伝えたい事)がありました。
私達が常々思っているのは「着物リメイクは、その材料となるのは着物や帯という事」です。
巷の洋裁本に載っているような「普通のクッション」では、着物や帯やお客様に申し訳ないという気持ちがあります。
普通のクッションなら三方を中表に縫い、裏返して中に綿を詰めて空き口を閉じれば超簡単に仕上がります。
...
2020/09/05
今回ご紹介のものは全て一人のお客様のご注文となります。
写真の他にも日傘・デザイン違いのバッグ・チュニックと、数多くのリメイクをさせていただきました。
着物リメイクでは、このような多点数のご依頼が多いです。
そして年齢層は50代~60代の女性が圧倒的に多いです。
何故なのか考えてみました。
やはり
【嫁入り道具の一つとしてご両親から数枚の着物を授かったものの、着る機会がなく箪笥に仕舞いっぱなしの世代】
...
2020/08/28
黒留袖をドレスにリメイクされる方は多いです。
多いからにはそれだけメリットがあるからです。
どんなメリットか、具体的に説明しますね。
●まず黒留袖を着物として着る機会を考えてみましょう。
新郎新婦の母親として
新郎新婦の祖母として
主にはこれだけです。
新郎新婦の身内(叔母・いとこ等)としても着られますが、近年は着る人が少ないようです。
何十万円もする黒留袖ですが、着物としては一生で数回着る程度...
2020/07/20
日傘・トートバッグ・ブックカバー・数珠入れ・巾着(K様、O様、M様、N様)
着物リメイクを依頼されるお客様の着物は千差万別です。
色・柄・織り・派手・地味・傷み具合・生地の量…など。
お客様の数だけパターンがある、と言っても過言ではありません。
洋服だと、たまに同じものを着た人を見かけますが、
着物は同じものを着た人を見かける事はまずありませんし、長年着物に携わっていても同じ着物を見たことは過去に1回しかありません。
なので例えば同じバッグ、同じワンピースにリメイクする場合でも、その...