着物リメイクブログ
2024/08/01
長年、着物リメイクの仕事をしてきて強くこれを感じます。
着物リメイクをする方は、ほぼ全員「自分の着物」か「母親の着物」をリメイクされます。
何故でしょうか?
あなたの好みの着物リメイク品を作りたければ、リサイクル着物店で好みの色柄の着物を買ってきて、それをリメイクするほうがあなた好みの品物になりますよね。今どき、2000円、3000円も出せば中古着物を買えますから。
でも、そんな人はほとんどいません。
では人...
2023/07/21
着物リメイクの仕事をしていると「手持ちの着物を何にリメイクしたら良いか、分からないから見てほしい」という問い合わせが多いです。
そのほとんどは、
「一応の希望はあるけれど、着物の生地・色柄的に○○にリメイク出来るのかなー? おかしいかなー? どうなのかなー?」
といった内容です。
ドレス・洋装喪服・スーツ・コート・ワンピース・チュニック・部屋着…。
大まかな代表的リメイクです。
この中で、あなたがリメイクを...
2020/06/13
以下、ワンピース裏地無しシンプルデザインの場合で説明します。
当店の場合は38000円~(税抜)です。
~となっているのは、他に「裏地の有無」「柄合わせ」「背中ファスナー」などのオプション価格が追加になる場合もある為です。
お問い合わせのメールやお電話でも、お値段を聞かれるケースはかなり多いです。
ざっと調べると、
安いお店は15000円~20000円程度、
高いお店は40000円~50000円、あるいはそ...
2019/12/23
着物一枚の生地量は思ったより多く、洋服の1.5倍~2倍の生地量があります。
意外と知らない方が多いのですが、一枚の着物からはワンピース・ジャケット・スカート・パンツ・コート・チュニック・ドレス・ボレロなど2点~3点を作れます。
それとお揃いのバッグや日傘、巾着やポーチ・祝儀入れ等も作れます。
と言えば如何に着物一枚の生地が多いか、解かるかと思います。
ところがリメイク店によっては着物一枚につき洋服1点、あるいは...
2019/12/10
私のお店では販売品、オーダー品にかかわらずサブに使用する生地をすごく重要視してリメイクをしています。
いわゆる洋服なら「裏地」、バッグや巾着なら「中袋」ですね。
裏地や中袋という部分は、外からは見えにくい場所です。
にもかかわらず、裏地や中袋に使用する生地に最大限の気を配ってリメイクする理由をお話します。
① 裏地や中袋は、「他人から見える場所」
例えば、あなたは知人の家の中や車の中、あるいはバッ...
2019/11/04
喪服(着物)を喪服(洋服)にリメイクする人が増えた理由とメリット
これは勿論、「黒紋付きはもう着ないから」ですね。
でも本当にそうでしょうか?
和装にしなければならない葬式もあるはずですよね。(親族、特に配偶者の場合)
黒紋付きを洋装にリメイクしちゃって大丈夫なのでしょうか?
しかし、現実にリメイクする人は多いのです。
その人達の心理を詳しく解説いたしますね。
それは「合理的」に考える人が多くなったからです。
最近は、親族の葬式の場合でも黒紋付きは着ない傾向にあ...
2019/09/14
他人に差をつける着物リメイクコートの作り方…●●●●●を使うことだよ!
この仕事をしていて、”常々思う事”があるんです。
それは…
「ただのお直し屋さん(リメイク屋)には、なりたくない。」
という事です。
着物を解いて他のものに作り変えるだけなら、
それは…
「ただのお直し屋さん(リメイク屋さん)」なんですよね(>_
2019/08/01
あなたの着物を服にする時「既製サイズで一発仕上げ」は危険だと思う
いきなりですが…
あなたは大切な着物を洋服にリメイクしようと考えた時
価格が「安ければ良い」と考える人ですか?
何事も「安くて良い品」が一番ですよね!
ところが残念ながら世の中にそんな物はほとんどありません。
多くの場合、「価格は品質に比例する」のが現実です。
着物から洋服にリメイクする時に
○既製のサイズ(9号・11号・M・L等)で、仮縫い無しの一発で仕上げる。
または
○現物見本を送り、形...
2019/07/01
着物リメイクで一番大切な事はこれ!…(たぶん意外な事ですよ~)
■着物リメイクって何なの?
自分にとって大切な着物を「再生し再利用する」ことです。
高価な買い物をした割には
人生で一回しか使っていない
でも、その一回がとても大切な想い出である
あるいは未使用のままの着物もある
この賃金の上がらない時代になんと罰当たりな事か。
でも今の時代、着物のままでは利用する事すら出来ません。
その”宝の持ち腐れ”である着物を別の形にして活かすのが着物リメイクです。
...
2019/06/01
着物リメイクの仕事をしていると
たぶん、永遠に消えない一つの「疑問」があるんです。
それは…
【着物を切り刻んでも良いのだろうか?】という事。
疑問というよりは、「気持ち」ですかね。
確かに、リメイク品を納品させていただいたお客様からは喜ばれて感謝をされます。
着物リメイクには、一定の「ニーズ」があるのも確かです。
そのニーズに応え、感謝される…
「良い仕事をされてますね」と言っていただける…
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