着物リメイクブログ > 【ファッション小物】バッグ・日傘等の記事
2015/04/15
写真の帯のような、いたるところにシミ汚れのある帯でも(お客様には失礼な表現ですが…)、柄部分のみを活かしてトートバッグに仕立てることが可能です。
このような場合には、帯の生地全体にシミ汚れがある為、トートバッグ全体に使用することは出来ません。
当店のバッグでは定番のデザイントートバッグであれば、流線型を活かした外ポケットの部分に帯柄を使用し、他の部分には当店在庫着物生地を使用するということが可能です。
帯の柄は、...
2015/04/14
洋服・ファッション小物・インテリアファブリック・小物など、着物リメイク作品を作る上で当店が一番こだわっている部分は、「裏地」です。
それは、「日傘」にも当てはまります。
写真をご覧ください。
一目瞭然かと思います。
ただ皆さん、重さが気になるかと思いますが…
確かに、物理的には重くなっていますけど、そんなに「重い~」って感じではありません。許容の範囲内だと思います。
着物2枚使用するのに躊躇する方は、裏...
2015/04/06
「趣味で織った75×38㎝の生地を使ってバッグを作りたい」というご依頼でした。
この場合の検討事項としては…
① ストライプ柄を活かしたデザインであること
② A4サイズが入る大きさで作ること
この条件をクリアしないと良い作品は作れないと考えました。
ところが、生地の大きさから逆算すると、バッグ全面に使用することが出来ません。
ストライプ柄を活かしつつ大きさも確保するには、生地を足さないといけません。
...
2015/03/28
笹模様の小紋生地をコーディネートの軸にして、数種類の紬生地を組み合わせて作った、お揃いのトートバッグ&日傘です。
バッグ&日傘のコーデは着物リメイクでは人気コーデの一つですが、気を付けるポイントが1つあると思います。
写真でおわかりのように、「コーディネートする生地を全体に使用しない」という事をお客様にアドバイスしております。
「さりげなく揃える」
これを守らないと、いかにも"コーディネートしてます~"的で...
2015/03/20
着物生地の大敵は、「紫外線」です。
着物リメイク商品の中でも日傘は人気商品ですが、日傘用の袋を一緒に注文される方が少ないと感じています。
着物リメイクの日傘は"高価な日傘"です。
一度仕立てたら一生お使いいただきたいと願っています。
しかし、着物リメイク商品の中で一番紫外線にさらされるのも日傘です。
紫外線にさらされるのは、外で日傘をさしている時だけではありません。
玄関に置いているだけでも、かなりの紫外線...
2015/03/13
濃い紫色の紬と、蝶柄の名古屋帯から、日傘とトートバッグをお揃いデザインでリメイクさせていただきました。
今回のリメイクでの難点は、帯の蝶柄部分が刺繍ですので裏に刺繍糸が出ており、日傘の裏部分を隠すという問題です。
刺繍糸を固定する、という意味では接着芯を貼るという方法もありますが、それはリメイクのプロとしてはお薦め出来ません。
接着芯では刺繍糸が透けて見えますので見栄えが悪い点。
さらに夏場の直射日光で接着芯の...
2015/03/07
着物リメイクの人気商品の一つに「日傘」があります。
着物で作る日傘ですので着物1枚で作っても綺麗なのですが、さらにもう1枚の着物を使用した表裏別生地の着物リメイク日傘をご紹介します。
当店がこのような日傘を作り始めたきっかけは、刺繍の入った羽織などをお客様がどうしても日傘にしてほしい、といったケースがありました。
それにはどうしても裏の刺繍糸を固定するか隠す必要がありました。
固定する場合は接着芯を使用するしかない...
2015/02/25
当店いにしえリメイク品の大きな特徴である「裏や中に気を配ったデザイン」を、日傘で実践してみました。
表は黒留袖で、裏は紅絹を使用して粋な日傘になりました。
紅絹は生地も薄い為、持った感じも重くなりません。
ただ希少な生地ですので、日傘に使用するのをためらっていましたが、仕立ててみるとやはり粋で綺麗ですね~。
過去に何回もブログには書いているのですが…
……質素で控えめな中に美しさを見出す……
いわ...
2015/02/23
「良いモノ」の条件の一つに…
"しっかりしている"と言う事があると思います。
車であれば…ベンツ
グラスであれば…バカラ
バッグであれば…ヴィトン
これらは、機能やデザインもさることながら、その共通する最も大きな特徴は「丈夫でしっかりしている」ことですよね。
良いモノは"丈夫でしっかりしている"のです。
このことを私は着物リメイクをする上で、意識して仕事をしています。
着物リメイクのバッグ...
2015/02/09
本日は、3件ともに「帯」をリメイクしたバッグをご紹介します。
まずトートバッグ2件ですが、どちらも派手な帯でしたのでバッグの全面にもってくるには見栄えがド派手過ぎると感じましたので、バッグの後面は黒生地(それぞれ帯と喪服の生地)を使用しました。
したがって、メインの帯を使用しているのは「バッグ前面」「見返し」「持ち手の裏」となっています。
これは当店がよく使う手法で、メイン生地を「見返し」や「持ち手の裏」に使用す...