着物リメイクブログ > いにしえリメイク日記
2016/10/21
着物リメイクを考える時に
「この着物を何にしようかなぁ?」と考える人は多いですが
「この着物を何と何と何…にしようか?」と考える人は少ないようです。
小物なら一枚の着物から何個も作れるのは皆さん解かっていると思います。
ところが洋服となると、一枚の着物で一着の洋服しか作れないと考えている人が多いようです。
実はそうではありません。
写真は、一枚の羽織りをリメイクした例です。
羽織一枚でも、チュ...
2016/08/29
黒い着物で、着物リメイク。
実はこのパターンは非常に多いです。
つまり、「喪服(黒紋付)」「黒留袖」「黒絵羽織」などです。
これらの着物は、ある一定の年齢を超えると着る機会がなくなりますので、何かに変えて利用する事をお考えになるようです。
そして、着物リメイクされる方の年齢層が比較的高いのも、黒物のリメイクが多いことに起因していると思います。
「黒」の使い方はデザインやアート、芸術全般の基本です。
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2016/07/08
昨日TBSのプレバトで着物リメイク編というのをやっていましたね。
たまたまタイミング良く、そのチャンネルを見ていたので運よく見る事ができました。
着物リメイクを生業としている私としては、4位と5位は論外。他の素材を多用し過ぎと感じました。
3位はアイデアは良いと思いますが、完成度低すぎ、バランス悪すぎ。
1位と2位は甲乙つけ難いですね。評価する人の好みによると思います。
実に順当な評価だったと感じました。
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2016/06/15
オーダーで着物リメイクする場合は、
皆さん、お手持ちの着物をリフォームする訳ですので、
いわば、「メイン生地に選択肢は無い」わけです。
「この着物を、これにリメイクしたい」
と、私達リメイク店に依頼されますよね。
この時点で…
お客様も、私達も、完成品のイメージは
ほぼほぼ頭に描けているはず、ですよね。
だって、「この生地で、これを作る」という事まで決まっているのですから。
例えば…
柄...
2016/04/26
着物を部屋着にリメイクするなら…作務衣? ワンマイルウェア?
着物リメイクをして、普段でもお家で気軽に着たい…。
というご要望はけっこうあります。
その際の選択肢としては「作務衣」が人気です。
がしかし、当店では「ワンマイルウェア」といった形も、作務衣とは別の選択肢としてお薦めしています。
ワンマイルウェアとは…
その名の通り、
「自宅から1マイル(1.6㎞)以内のお気軽ウェア」
「部屋着とお出かけ着の中間的存在のウェア」
という位置付けになり...
2016/04/05
当店いにしえで着物ドレスをお作りになり3月20日に結婚式を挙げられたお客様より、式当日のお写真、またお礼の贈り物までいただきました。
○○○様、ありがとうございました。
また、丁寧な内容のお手紙まで頂戴し、たいへん嬉しく思っています。
この案件は、
「お母様のお着物をドレスにリメイクして娘様が結婚式に着る」
というものでした。
まさに、着物リメイクの方法としては"王道"ですね。
親子の想い...
2016/04/01
① まず、ウールの着物からジャケット&ワンピース&バッグ&日傘の4点コーディネートです。
日傘は生地が足りないので黒紋付と合わせました。
着物の色柄にもよりますが、このようなコーディネートはお薦めですよ。
着物リメイクだからこそ可能なコーディネートです。
② 想い出の着物を、バッグ・数珠入れ・ポーチ・テーブルセンター・ティッシュボックスカバー・薔薇にリフォームしました。
洋服以外にリメイクするのな...
2016/02/29
今回制作させていただいたトートバッグは、お客様のご要望でかなりのビッグサイズになりました。
高さ43㎝×幅42㎝×マチ幅10㎝です。
当店のトートバッグは、このサイズでも自立します。
写真は、中身空っぽでバッグを置き、さらに1メーターの竹ざしをバッグに立てかけて撮影しています。
何故このように、しっかりとしているのでしょうか?
答えは簡単。
バッグの構造をしっかりと守って仕立てているからです。
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2016/02/03
「一枚の着物生地を余す事なくリメイクする…。」
お部屋のインテリア系にリメイクするなら、この方法が一番いいです。
とりわけ「振袖」を潰せるのなら、振袖を使用するのが良いと思います。
その理由は…
① 色柄が華やかなこと。
② 生地の量が多いこと。
③ 一番想い入れがある着物のはずなのに、もう着られないこと。
この三つです。
① 色柄が華やかなこと
数ある着物の中でも、これに関しては振...
2016/01/06
新年、あけましておめでとうございます。
当店いにしえは、1月4日から営業をしておりますが、新年早々、多々ご注文をいただき感謝を申し上げます。
こうして商売をしていますと、毎月始め頃はどうしても不安がつきまとうものです。
特に、年が変わった1月という月は年末年始の休日でスタートが遅い上に、真冬という季節的な要因なとが重なり、売上げの不安はぬぐえないものです。
こうした時期に、4日・5日・6日と年始よりご注文を頂け...