着物リメイクブログ
2015/02/16
黒の絵羽織でチュニックとトートバッグのコーディネートです。
以前に黒の絵羽織からチュニックを仕立てた残布で、今度はお揃いのトートバッグのご注文をいただきました。
まず、ここで余談ですが…
チュニックを仕立てた際、雑に生地取りをしていると残布で何かを作ることは出来ません。
生地取りをする時には、「出来るだけ広い面積を残す」ように心掛けましょう。
(※1ミリ単位の話をしています。1ミリ足りないだけで目的の品物通り...
2015/02/13
当店では、洋服のオーダーをご注文をいただいた場合には、「仮縫い」を必ず行いフィッティングをしていただいております。
もちろん実店舗のお客様もインターネットのお客様も、です。
どんなに簡単な洋服(例えばストレートチュニック)でも、本生地での仮縫いを実施します。
オーダー洋服において、仮縫いフィッティングをしないなんて有り得ませんよね。
皆さん、オーダー洋服の仮縫いを行わない業者では絶対に注文しないようお薦めいたします...
2015/02/12
丸帯は、もうほとんど作られておらず希少な帯です。
当店の在庫丸帯も20本程度しかありません。
そんな丸帯ですが、柄が「超日本的な絵柄」になっているものが多いので、リメイクでは人気の素材になっています。
まず、丸帯の特徴としては…
両面全通(両面すべてに柄がある)であること
刺繍柄になっていること
地の生地は生成り(淡い灰色がかった黄褐色)であること
が挙げられると思います。
この特徴の中で、「...
2015/02/10
絽の喪服(黒紋付き)で、ロールカラーチュニックとワイドパンツをご注文いただきました。
絽の着物は、着物としては真夏しか着られません。
しかし、このように洋服にしておけば真冬以外は着用出来ます。
このような理由から、絽の着物を洋服にリメイクされるお客様はけっこう多いです。
また、絽の着物はシルクですので着心地が非常に良いです。
しなやかで軽く、夏は風通しが良く、春先や秋口は暖かいといった特徴があります。
とに...
2015/02/09
本日は、3件ともに「帯」をリメイクしたバッグをご紹介します。
まずトートバッグ2件ですが、どちらも派手な帯でしたのでバッグの全面にもってくるには見栄えがド派手過ぎると感じましたので、バッグの後面は黒生地(それぞれ帯と喪服の生地)を使用しました。
したがって、メインの帯を使用しているのは「バッグ前面」「見返し」「持ち手の裏」となっています。
これは当店がよく使う手法で、メイン生地を「見返し」や「持ち手の裏」に使用す...
2015/02/07
着ない着物の活用法の一つに、「形見分け」があります。
ただ、故人が所有していた着物をそのまま渡しても、結局は箪笥にしまいっぱなしで形見分けの意味を成しません。
そこで故人の着物を他の物にリメイクして形見分けをする、という方法が注目されています。
この考え方は非常に理にかなっています。
形見分けの品というのは、「身に付けてこそ」あるいは「傍に置いてこそ」その意味を成すのだと思います。
当店でも形見分けのご相...
2015/02/06
当店にアクセスされるお客様には(実店舗も含む)大きく分けて二通りのタイプがあります。
1つは、「この着物でコレを作りたい」と、お客様のほうで仕立てるものを決めている場合。
もう1つは、「この着物で何かを作りたいけど、何が出来ますか?」といった、お客様のお考えがなく一から相談される場合です。
当サイトには、洋服から小物まで一応「着物リメイクの定番」的商品は掲載していますが、イレギュラーな商品は掲載しておりません。
...
2015/02/05
エンディングドレス(フューネラルドレス)の新作が完成しました。
今回は「訪問着リメイク」のエンディングドレス・天使服です。
どなたにおかれましても想い出深い着物といえば「振袖」をはじめ、「付下げ」や「訪問着」あるいは「留袖」などの正装のお着物ではないでしょうか。
その中の一つ、「訪問着」をテーマにして今回制作しました。
訪問着の柄を活かしつつ、天使のドレス的なイメージで仕立ててみました。
エンディングドレスは...
2015/02/02
振袖から、クッションカバー4枚とテーブルセンター1枚をご注文いただきました。
振袖リメイクの場合は柄が大柄のものが多いため、柄を活かす為には少なくともクッションやバッグくらいの大きさの品にリメイクされる事をお薦めします。
小物(ポーチやがま口など)は向かないと言うよりは柄が活かしづらいので、まずは何かを作り、その残布で仕立てるほうが良いでしょう。
当店のクッションカバーですが、他店のクッションとはまったく違い、デ...
2015/02/01
ランチョンマットは長方形に…
ティッシュボックスカバーはBOXの形に…
クッションカバーは中表の袋縫いで…
バッグは生地を継がずに…
裏地は無難な色に…
などなど…
これらは、おおよそ世の中の既成概念です。
写真でお解かりのように、
当店では、これらを完全に無視してモノづくりをしています。
なぜ?
既成概念とは大勢の人の考え、とも言えます。
なるほど、無難な...