着物リメイクブログ
2015/01/31
販売商品の留袖ドレス3点セット、仕立て上がりました。
ドレス本体はロールカラーの長袖ドレスで、両袖肩口に家紋が入っています。
あと、長袖のボレロとストールが付いての3点セットです。
(詳しくは、オリジナル商品販売ページをご覧ください。)
留袖ドレス本体とボレロの両方を「長袖」で仕立てる、さらにストールも仕立てる場合は、生地の取り方に工夫が必要になります。
お客様の身長や、その留袖の生地量により、生地の取り方が...
2015/01/27
この着物リメイクのフラワーは業界ではあまり見かけない、当店のオリジナル商品の一つです。
玄関マット、エンディングドレスなど、当店しか手掛けていない商品の中の一つですが、人気の商品です。
着物リメイク品の大きな特徴として、「観賞する」ということが挙げられます。
元々の着物が美しいので、「使用するもの」より「観賞するもの」というお考えのお客様は多くいます。
また、「使用する」という事は、即ち「傷む」ことにつながりま...
2015/01/26
結婚式の受付けで使用するウェルカム・テディベアとして…
銀婚式や金婚式のプレゼントにカップル・テディベアとして…
それぞれに合わせたお洋服を着せて作るリメイクオーダー商品です。
根強い人気の「テディベア」ですが…
1/24付けのブログでも書きましたが、このクマさん制作、そんなに簡単ではございません。
ふっくら可愛らしいクマさんに仕上げるには、「作り手のセンス」と「微妙に計算されたパターンライン」と「整形の手腕」に...
2015/01/24
今のところ当店のオーダー商品のラインナップ外ではありますが、テディベアはそこそこお問い合せ・ご注文が多いです。
もちろん当店自作の型紙がございますので、どしどしご注文くださってかまいませんよ。
さて、このテディベアですが制作する人の腕、あるいはセンスに出来が大きく左右されます。
タイトルにありますように、特に「身体の整形」と「顔のパーツの配置」の調整がすごく微妙なんです。
中でも、顔の形とパーツ(耳・目・鼻・口...
2015/01/23
以前に留袖ドレスをお作りになったお客様から、
「ボレロを作りたいがドレス専用ボレロではなく、普段にジャケットとしても着られるように出来ないか?」
というご相談を受けました。
当店としてのアドバイスは、
「ボレロは会場に行くまでの上着、として考えるなら可能ですよ。会場内では留袖ドレスにスカーフを巻いているので、実際にはボレロは着ないのではないですか。」
という助言をさせていただきました。
結論として襟付きのショー...
2015/01/22
このようなチュニックは定番ですので過去何回もリメイクしているのですが、同じものを仕立てている感覚はありません。
着物の種類・色柄・ネックデザイン・柄の配置・シルエットライン・袖丈など、お客様からのご要望は多岐にわたります。
その着物の検証に始まり、柄の配置やお客様の体型に合わせたシルエットラインを決め込んでいきます。
そして、当店特有のやり方である、「生地を切らずに仮縫い」をします。
ここは本当に重要で、
...
2015/01/20
先日ご納品させていただいた留袖リメイク玄関マットの残布で、下駄箱用の敷物もお仕立てしてご納品いたしました。
どのようなシーン(場所)でも、こうして2品以上でコーディネートすると全体の統一感が出て、その場所がより素敵な空間になると思います。
想い出のお着物を何かにリメイクして活かすということ自体、素晴らしいことなのですが、リメイクするなら最高のモノ作り(コーディネート)を目指したい、という気持ちが私達にはあります。
し...
2015/01/19
着物の中で、ある一定の年齢を過ぎると着る事のない着物が「喪服(黒紋付き)」と「留袖」あとは「振袖」でしょうか。
その中で、一番リメイク的に使い勝手の良い着物が「喪服(黒紋付き)」とその「帯」です。
当店でも、お客様の内の何割かの方は「喪服(黒紋付き)」と「黒帯」からリメイクなさいます。
中でも圧倒的に多いのが、フォーマルの洋服&バッグの2アイテムをコーディネートしてお作りになるケースです。
喪服(黒紋付き)はも...
2015/01/18
オーダー玄関マットを納品しました。
大きさは125×75㎝です。
裏地にはお客様所有の紅絹をお付けしました。
「見えない所に気を配る」感じが、訪れるお客様に感動を与える事でしょう。
また、この留袖には作家の落款がありましたので、その落款も入るように配置を考えて制作しています。
この着物リメイクの玄関マットを売り出してから現在まで、「踏めないわ~」という声が正直多いです。
かたや、「素敵です」・「素晴らし...
2015/01/17
形見分けの方法として、着物リメイクが少しずつ注目されつつあります。
この形見分けという風習には、着物リメイクという手段がピッタリ合っていると思います。
話を着物に限定しますが…
着物をそのままで分けるには無理があります。
枚数があれば分ける事は可能でしょうが、分けた後にその着物はどうされるのでしょうか?
だぶん、そのまま、また箪笥の肥しになるに違いありません。
それで、故人様は喜ばれるのでしょうか?
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