着物リメイクブログ
2016/10/21
着物リメイクを考える時に
「この着物を何にしようかなぁ?」と考える人は多いですが
「この着物を何と何と何…にしようか?」と考える人は少ないようです。
小物なら一枚の着物から何個も作れるのは皆さん解かっていると思います。
ところが洋服となると、一枚の着物で一着の洋服しか作れないと考えている人が多いようです。
実はそうではありません。
写真は、一枚の羽織りをリメイクした例です。
羽織一枚でも、チュ...
2016/10/13
日傘といえば着物リメイクでは人気商品の一つです。
その着物リメイクの日傘に裏地を付けるととても美しい日傘に仕立て上がります。
なので最近では日傘に裏地を付けるお客様も非常に多くなりました。
ですが、この裏地付き日傘…
ある事に注意する必要があるのです。
それは…
●裏地の生地には出来るだけ軽い生地を選ぶ
という事です。
これを無視して作ると、後で後悔することになりますよ~。
...
2016/10/04
着物リメイクで洋服を仕立てる場合に、避けては通れない最大の課題である「家庭での洗濯」について、書いてみたいと思います。
まず、着物の生地は、着物を作るためのものです。
そして、着物は家庭で洗濯をする品物ではありません。
高価な着物専用クリーニングを推奨されています。
仮に、なにも考えずそのまま洗濯機で洗おうものなら、着物生地によっては「縮む」「色落ち」「解れる」「生地が歪む」など、とんでもない事になる可能性が高いで...
2016/09/19
裏地も着物のコートは綺麗で粋でお洒落な着物リメイクの一品です
少しづつ涼しくなってきました。
これからの季節、和箪笥を整理される方も多いと思います。
着物リメイクが頭にある方は、いろんな想像をしつつ整理をするのも楽しみの一つですね。
さて本日は、大島紬など紬系のお着物でのリメイクが人気のコートをご紹介します。
まず、着物リメイクのコートの場合は、表生地には紬系の着物を使用する場合が大半です。
そして紬の中でも、大島紬をリメイクされる方がほとんどです。
高級普段着の大島...
2016/09/14
写真のコートは当店の仮縫いの状態です。
通常、仮縫いはシーチング生地で行いますが、当店ではこのように本生地で"生地をいっさい切らずに"行います。
なのでポケットは別生地で付けている訳です。
着物リメイクの場合、仮縫いをシーチングなどの別生地で行うと、お客様にとってリスクが伴います。
どういう事かと言うと…
着物生地とシーチング生地の違いによる仕上がり時の違和感です。
違う生地でフィッティングをするの...
2016/09/10
着物を解いてみると、思ったより、たくさんの生地があるという事がわかると思います。
それはそうでしょう。
上前・下前・広い袖。
洋服とは比べものにならないほど、多く生地を使っています。
仮に、着物を洋服1着リメイクしても、かなりの生地が余ります。
もちろん、お客様側の予算や、お考え次第なのですが、
せっかく着物をリメイクしようとお考えになられたのですから、予算が許せばコーディネートした商品もお作りになるこ...
2016/09/07
本日は、着物リメイクのインテリア商品では定番の、クッションカバーを作る際の注意点と、当店オリジナルクッションカバーの作り方をご紹介いたします。
標準サイズ(45×45センチ)での説明になります。
※尚、当店では「中綿閉じ込めタイプ」のクッションは作っておりません。
●中綿がへたった時に、交換が不可能であること。
●汚れた時の、対処が面倒であること。
などが理由です。
クッションカバーを作る際、決め...
2016/09/01
表地は小紋の反物、裏地は振袖を使用したAラインのコートです。
このお客様のご要望は、丸い衿、丸いサイドポケット、Aライン、大きなボタン、前身頃と袖口は裏地が見えやすいように表地と裏地を突き合わせ仕上げ、というものでした。
この着物リメイクの場合、最大の難関は「タイトなAライン」をどう実現するか、という問題があります。
着物生地にはストレッチ性がまったくありません。
逆に言えば、着物リメイクではタイトなシルエット...
2016/08/29
黒い着物で、着物リメイク。
実はこのパターンは非常に多いです。
つまり、「喪服(黒紋付)」「黒留袖」「黒絵羽織」などです。
これらの着物は、ある一定の年齢を超えると着る機会がなくなりますので、何かに変えて利用する事をお考えになるようです。
そして、着物リメイクされる方の年齢層が比較的高いのも、黒物のリメイクが多いことに起因していると思います。
「黒」の使い方はデザインやアート、芸術全般の基本です。
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2016/08/15
「黒紋付」…
この着物も、「身内のお葬式ですら、着る・着ない、の選択がむずかしい」時代になりました。
なぜなら、今では喪主の方でも洋装喪服を選択される方もおり、その場合は、周りの方々も洋装喪服にしないと失礼にあたる為、気を付けないといけません。
さて、そんな黒紋付ですが、当店でも相談件数の多いアイテムの一つです。
まず、お客様にお薦めするのは、
●黒紋付を「洋装の喪服に」、帯を「バッグに」
又は
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